前回の ヘンテコ建築さんぽから 約1ヶ月。
【パリ郊外】Villejuif カメラ散歩 ~あなたは YES or NO? 異質な巨大建造物を写真に収めに。~
しばらくパリは 厳しい寒波に見舞われ、
なかなか長時間 外に出ていられるような気温ではなかったのですが、
(本当に寒すぎた😣)
その後 いきなり?暖かくなり、
過ごしやすい気温に。
気温が上がる&天気の良い日を
今か今かと伺い、
(パリの この時季は
「快晴&暖かい」は本当にレア)
ようやくチャンスが巡ってきたので、
予告通り、
いよいよ大本命?のある街へ!😼
それは…
Noisy-le-Grand!
パリ郊外の東側にある街です。
ここに、
建築好き& 写真好き必訪の 面白エリアが✨
本日は そのエリア紹介と お散歩の記録です🎶
では いってみよう!
Seine-Saint-Denis 県にある再開発の進んだ街。
Noisy-le-Grand は、
パリの東 Seine-Saint-Denis 県にある都市で、
再開発が現在も進んでいる街です。
今回訪れたのは、
RER A線 Noisy-le-Grand Mont d’Est から徒歩圏内にある
有名なエリアで、
なんとも個性的な建築が見られるということで
結構 訪れる人も多いのだとか🧐↓↓
中央に駅、
そして左右に見学スポットの
Les Espaces d’Abraxas
Parking
Arènes de Picasso
の3つが並びます。
本日は 上記の順で お散歩してきました📸
映画のロケ地としても有名な Les Espaces d’Abraxas
まずは 今回の お散歩で一番楽しみにしていた、
Les Espaces d’Abraxas へ!
駅直結のショッピングモール Les Arcades の
すぐ隣にあります。
エリアの裏手から 回ったのですが、
すでに壁面が強烈すぎた…!↓↓
で、中に入っていくと…
いやぁ…異空間だ。。
壁の色は、
なんとなくマラケシュを彷彿とさせる。
デザインは、エジプトとか、なんか考古学的?な味わいと、
(↑伝わって笑)
近未来感が混ざり合ったような、妙な感じ😗
で、ちょっと薄暗いので、
正直言って 雰囲気は良くない(笑)
で、ここは まだ序盤!
Les Espaces d’Abraxas の表舞台は
この先にあります。
それが…↓↓
キターーーーー!!!🤩🤩🤩
写真で見たやつ!
やっぱり生で見ると すごい威圧感。。
迫力が分かるように、
スマホの広角で撮りました📸
こちらが 映画にも使われた場所で、
Hunger Games や Brazil、
後は 韓国のアーティスト?も ここで 撮影をしたそうです。
1978年から1983年にかけて建設された
ネオ・クラシック建築の団地で、
スペインの建築家 Ricardo Bofill 氏 が考案したそうです。
彼の建築は、モンペリエの Antigone でも有名。
確かに似ているわ。。(←行った)
そして、反対側の建物も この迫力↓↓
近年は、老朽化が問題視されていて、
リノベーションの計画もあるそうです。
うーん、見ていて 面白いし、
写真を撮るには最高なのだけれど…
「自分が住む」となると、
こういう建物は なんとなく息苦しい気もするなぁ。。
ちなみに ここで⚠️注意点⚠️なのですが、
こちらのエリア、
一人で行くのは ちょっと危ないので、
(場所にもよりますが、サン・ドニ県は要注意エリア)
行かれる方は 複数人で行かれるか、
気を引き締めて行かれることを お勧めします。
私は 一人で行っちゃいましたが、
特に カメラをぶら提げている場合は要注意です⚠️
(写真クラブでも、気を付けるように言われました)
いつもは イヤホンで音楽を聴きながら撮影していますが、
この時ばかりは イヤホンなしで周囲に気を張り巡らせていました(笑)
後は 住人の邪魔にならないように配慮することも忘れずに!
写真撮影にも使われている Parking
続いては、
Les Espaces d’Abraxas の すぐ隣にある駐車場へ。
Les Arcades 併設の駐車場です🚗
年季が入っているので、
こきたない感じは 否めませんが(笑)、
ぐるぐると螺旋を描く造りが面白い。
この日は 日曜で、
ショッピングモール内は ほぼすべての店舗が閉まっていて
駐車場を利用する車も少なかったのですが、
なんとなく中を ぷらぷらしていても轢かれそうだったので(笑)、
ここは 早めに退散しました😅
Arènes de Picasso
最後に向かうのは、
Parking から歩いて10分くらいのところにある、
Arènes de Picasso 。
道中は こんなビル街や↓
国道を通り過ぎながらいきます。
そして ついに その顔が見えてきた…↓↓
でーん!!!
そして 建物の中央をくぐると、
向かいにも…↓↓
ででーん!!!
Arènes de Picasso は、
こちらも 同じくスペインの建築家 Manuel Núñez Yanowsky 氏によるもので、
1985年に完成しました。
その独特の形から、
「カマンベール」という異名を持っている、
(↑さすが フランス人笑)
ネオ・クラシック建築です。
Les Espaces d’Abraxas は 600戸を収容する建物ですが、
こちらも 540戸が集まる、巨大アパルトマンです😶
円形部分は
何とも言えない 無機質な近未来を感じさせますが、
↓↓のようなディテールは、
教会や大聖堂をイメージさせる、
非常に面白いものでした😀
私以外にも 見学客はおり、
リュックを背負ったカップルがいたのと、
まるで買い物途中のような おばちゃんが、
スマホで ガシガシ写真を撮りまくっているのを見かけました😂
そして ここを訪れる際にも、
細心の注意を払って下さい。
撮るものも撮り終え、
さらに遠くまで探索する気はなかったので、
駅近くの 公園に立ち寄って
しばし まったりすることに。
↓↓のエリアに降りる手段は…
↓↓に 並んだ2台の滑り台か、
その脇にある階段。
そこまで人がいなかったので…
もちろん 滑るよね(笑)
ということで、
何十年かぶりに滑り台を楽しんで、
地面に辿り着くと、
さっきの スマホのおばちゃんに
「あら、滑ったのねー!良い写真は撮れた?」と
話しかけられました🤣🤣🤣
ちなみに おばちゃんは ↑↑の写真の右端にいる、
健康器具で遊んでいる人です(笑)
そんな ふれあいを終え、
池の前で ぼんやり。
また 賑やかなパリへと戻ったのでした。。
今回も 非常に面白い散歩になり、
満足 満足🎶
建築が好きな人にとっては、
ぜひ 足を運んで、その目で見る価値アリです😊
「ちょっと パリの街並みに飽きてきたー」って人は、
試しに行ってみて下さい😉
◎パリ市内だと…↓↓
パリ13区 現代建築さんぽ~斬新!思わず写真に収めたくなる建物たち~