前回の
「知ってはいるけれど、行っていなかったスポット」シリーズから1ヶ月。
【パリ】Musée Grévin グレヴァン蝋人形館へ行ってみた!~意外と行かない?ミュージアムの実態は?!~
存在は 知っているけれど、
そこまで優先順位の高くないスポットって、
パリにも ちらほらありまして。。
主要な観光スポットを 粗方見つくした今、
「そういえば行っていなかった!」
というスポットを
「ま、とりあえず行ってみるか!」
という企画でございます😂
今回 訪れたのは こちら!↓↓

コンシェルジュリー✨
歴史にあまり興味がない私でも、
なんとなく非常に重要な場所だ、
ということは分かっております(笑)
ですが、パリには もっと注目度の高いスポットがたくさんあるのよ。。
ということで
今の今まで 特に訪れることもなく😅
(個人的に
そこまで興味を感じることがなく…すみません)
ですので、思い立ったが吉日?!、
在仏 7年目にして 初コンシェルジュリーです😂
一緒に観光気分で お付き合い下さい🎶
歴史の舞台の一つでもある、シテ島にある旧牢獄。
Conciergerie コンシェルジュリーは、
パリの 1区、シテ島 西側にある かつての牢獄で、
現在はパリの Le palais de justice(司法宮)の一部で
お隣のサント・シャペル
(あの美しいステンドグラスで有名な)とともに
観光名所となっております✨
もともとは王宮として建てられた
美しいゴシック様式の建物で、
10世紀から14世紀にかけて使用されました。
しかし その後 放棄され、
1370年に牢獄として使われ始めます。
14世紀後半に王室司令部が置かれた際、
護衛をした門衛を
コンシェルジュと呼んでおり、
コンシェルジュリーの名は
そこから来ているそうです☝
フランス革命後の恐怖政治の時代には
国民公会により革命裁判所が隣設され、
そこから約2年のあいだに、
2780名の死刑判決が下されたそう😨
マリー・アントワネットが投獄されたことでも有名で、
多くの王族、貴族などの旧体制派が収容され、
当時は その牢獄に入ると必ず死刑になることから
「死の牢獄」「ギロチン控えの間」と呼ばれたとのこと🗡️
1934年に その機能は廃止されましたが、
未公開の場所は
現在も裁判所と警視庁の一部として
使用されているそうです🧐
見学の相棒?!Histopad と一緒に楽しく見学。
とある土曜日の お昼頃、
バスに揺られて
ぷらぷらコンシェルジュリーへ。
ちょうどイースターの季節も重なり、
お客さんは 結構多い。。
しかしながら お隣のサント・シャペルは
3、4倍の恐ろしい列が出来ていたので、
それに比べたら可愛いものでした(笑)
(もうパリの主要な観光名所は
人が多すぎて行く気になれない😅)
はい、お待たせしました、
ようやく コンシェルジュリーの内部を!
中に入ると目の前に広がるのは
アーチの美しい こちらの空間!↓↓


「衛兵の間」と言うそうで、
食堂としても使われていたそうです🍴
チケット売り場の横に、
見学のお供になるタブレット
Histopad を無料で貸し出しているので、
ぜひ使ってみましょう☝
↓↓のように立方体が
ところどころにあるので、
タブレットをかざしてみると…

このように当時の様子が
360°で再現されるのと…↓↓

お好みの言語で解説を読むことができます🎶↓↓

美術館や装飾品がある お城と違って、
ぶっちゃけ ただの だだっ広い空間ですからねぇ。。
恐らくタブレットがなかった頃は、
「ふーん、で?」となりかねないスポット。
文明の利器は
観光の満足度UPの一助になっていると
しみじみ感じました😂
はい、次は「厨房」↓↓


続いて「警備の間」↓↓

その後 フランス革命について
振り返ることができるコーナーへ。

「歴史は 勝者の物語」とも言われるように、
都合の良い解釈は いくらでもあるから、
まぁ「一般的な認識」として
「そういえば こんな話だったかな」と見る程度で(笑)
(↑ 歴史全般あまり興味がなくて…すみません😅)
はい、ここまで「牢獄」っぽい絵が
まだ出てきていないのですが、
ようやく こちらで出現!↓↓

「囚人の廊下」と言われるところで、
いくつかの独房を見ることができます(復元されたもの)↓↓

当時の牢獄は有料だったそうで、
囚人は その金額によって3つにランク付けされていたとのこと。
(いつの時代も世知辛いですね😅)
◎パイユー→ 藁が敷かれた雑居房。非常に不衛生だったので、多くの囚人が病人だったらしい。
◎ピストリエ→ ある程度お金を払える中流層のためのもの。簡易ベッドがある雑居房で、4、5人の定員
◎プリゾニエ・ドゥ・マーク→ 富裕層や著名人のもの。家具つき独房で(家具の持ち込みもOK笑)、読書や仕事をすることもできた。
こちらの たくさんの文字で埋められた部屋は…↓↓


革命裁判所で 裁かれた人々の名前だそうで、
部屋の中央にあるパネルで
人物について検索することができるそうです🧐
その後 囚人の収監名簿など、
なかなかレアなものを見た後…↓↓

コンシェルジュリーのハイライトの一つ、
礼拝堂と↓↓

マリー・アントワネットの贖罪礼拝堂⛪!↓↓

こちらに かつて彼女の独房があったそうです☝


Histopad で 当時の様子が再現されていましたが、
部屋は衝立のみで、
看守が常に見張れる状態だったとのこと。
マリー・アントワネットは 嵌められたという説もあるから、
なんとなく複雑な心持ちで
この空間を眺めておりました。。
最後に
かつての囚人たちも歩いたという庭を抜けて…↓↓

観光には 欠かせない?ミュージアムショップも チラ見↓↓


パリの歴史関連の書籍、写真集、
ポストカードの他、
王室風のインテリア商品、
マリー・アントワネットグッズ、
子供向けには 王様&お姫様グッズもありました👑
個人的に コンシェルジュリーのトートバッグが
シンプルなデザインで良いなと思いました😊
「とりあえず」で 行ってみた
コンシェルジュリー、
うん、ぼちぼちかな(笑)
私のような「歴史に興味ない系」には
あまり刺さらないかも…
しかしながら「貴重な物」を見学できることは確かなので、
初めての観光の方なら
サント・シャペルとセットで買って
割安で見学するのが オススメかも!

パリ最古の公共時計です🕙
Conciergerie コンシェルジュリー
Adresse : 2 Bd du Palais 75001 Paris
最寄駅 : メトロ 4号線 Cité 駅、
RER B・C 線、メトロ 4号線 Saint-Michel Notre-Dame 駅
開館時間 : 月曜〜日曜 9:30-18:00
休館日 : 5/1、12/25
料金 : 13€