【現役 パン職人が伝授?】フランスのパン屋訪問ガイド~フランス はじめて さんへ 後編~

前回に引き続き、

今回も フランスのブーランジェリー・パティスリー訪問ガイド🎶

【現役 パン職人が伝授?】フランスのパン屋訪問ガイド~フランス はじめて さんへ 前編~

前回は フランスのパン屋さんで 見られる商品を色々とご紹介しました。

今回は いよいよ実践編?!

フランスのお店で お買い物する際に

実際に役立つ知識をシェアしたいと思います(^^)

それでは いってみよう!

後編もくじ

これだけ覚えれば 何とかなる!パン屋さんでの会話

9区 Mamiche さん

海外での買い物って、最悪 「指さしで プリーズ!」で何とかなるものですが、

現地での言語を話せることに越したことはないですよね?

パリの どの地域かにもよりますが、

「英語苦手なんだよね…」という店員さんは結構多いです(笑)

(うちの店の売り子さんも カタコト英語で頑張っている)

こちらでは

これだけ 覚えておけば、問題ないだろう!

という会話例を挙げたいと思います🎵

()内のカタカナは、出来るだけ フランス語に近いもので書いております。

それでは いってみよう!


会話例

お客さん:Bonjour!(ボンジュー!)

↑フランスでは「お客様が神様」ではないので、挨拶は絶対!

店員さん:Bonjour!(ボンジュー!)

お客さん:Une baguette s’il vous plaît.(ユヌ・バゲット・シルヴプレ)

   バゲットを1本ください。

店員さん:Une baguette.  (ユヌ・バゲット)

   バゲット1本ですね。

Avec ça ?/Autres choses ?(アヴェック・サ?/オートル・ショーズ?)

   他に何かいりますか?

お客さん:Et aussi un croissant s’il vous plaît.(エ・オッシ・アン・クロワッサン・シルヴプレ)

   それとクロワッサンも一つください。

店員さん:D’accord .(ダコー)

   かしこまりました。

Et autres choses? (エ・オートル・ショーズ?) 

   他にありますか?

お客さん:Non, ça sera tout.(サ・スラ・トゥ)

   いいえ、以上です。

店員さん: Ça fait deux euros cinquante.(サ・フェ・ドゥーズ・ウロ・サンカント)

   合計 2ユーロ50セントです。

お客さん:Tenez.(トネ)どうぞ。 ← 現金支払い 

※最近では手渡しでなく、機械に現金を投入するタイプの お店も増えてきています。

Par carte, s’il vous plaît.(パー・カルト、シルヴプレ)← カード払い。

   カードで お願いします。

カード払いの際は、店員さんが カード払いの機械を案内してくれるので、

Allez y(アレ・ズィー) どうぞ、と言われたら、

カードをかざすか差し込んで支払いを済ませて下さい。

店員さん:Merci, bonne journée!(メルシー、ボン・ジュルネ!)

   ありがとうございます、良い一日を!

お客さん:Merci, au revoir!(メルシー、オルヴォア!)

   ありがとうございます、さようなら!

↑ 帰りの挨拶もフランスのマナーです!

大きいパンを購入する場合、店員さんが

Vous voulez trancher?(ヴ・ヴレ・トランシェ?)  とか、

Trancher? (トランシェ?)  スライスしますか?と聞いていますので、

必要なら Oui,s’il vous plaît. と応答しましょう。

フランス語の数字

上記の会話では、パンの種類や個数を伝える際に「un/une」(「1」の意味)を使っていますが、数は欲しい数に応じて変えて下さい。

フランス語での 1~5を書くと以下のようになります。

1  un/une アン/ユンヌ 

↑欲しい商品の名詞が男性名詞か女性名詞かで使い分けますが、

分からなかったら 「アン」で大丈夫です!(私も時々間違えます笑)

2  deux ドゥ

3  trois トロワ

4  quatre キャトル

5  cinq サンク

こちらも役立つ?単語たち。

6区 Pâtisserie Viennoise さん

材料の名前を覚えていると、お店で商品を選びやすくなると思います(^^)

よく使われる材料は こちら↓↓

〇lait (レ) 牛乳  〇beurre(ブー)  バター

〇oeuf (ウフ) 卵  

〇amande (アマンド) アーモンド

〇noix (ノワ)  クルミ  

〇noisette (ノワゼット) ヘーゼルナッツ

〇fruit sec (フリュイ セック) ドライフルーツ

〇pruneaux (プリュノー) プルーン(複数形)

〇pistache (ピスターシュ) ピスタチオ

〇framboise (フランボワーズ) ラズベリー

〇abricot (アブリコ) 杏 

〇pomme (ポム) 林檎

〇poire (ポワール) 洋ナシ 

〇figue (フィグ) イチジク

〇rhubarbe (リュバーブ) ルバーブ

〇fruits rouges (フリュイ・ルージュ) ベリー系のフルーツの総称

在住パン職人が考える?美味しいパン屋さんの見分け方

11区 Dupain さん

最後に 書くのは、個人的?美味しいパン屋さんの見分け方!

パンや お菓子の美味しい、まずい、は、

結局のところ、個人の好みに左右される事柄なので、

はっきりと コレ!と言い切ることは もちろんできないですし、

今の時代、味の口コミはネットに ごまんと転がっているので、

そういうもので 判断するのは別として。。

まずは やっぱり お店の顔、外観の第一印象は大きいですね。

美味しそうな商品が並んでいる、目の魅かれるディスプレイは もちろんのこと、

窓ガラスや お店の備品?が綺麗で清潔であるかもポイントですよね。

人は やっぱり そういうお店を見ると 足を止めたくなるものです。

あとは、観光地や有名店だと 必然的にある光景ですが、

地元民の行列があるか どうか とかも そうですね。

フランス人(パリジャン?)は 結構「食」に厳しい人が多いので、

パン屋さんなどは 必ず「行きつけ」があり、

美味しいと思わない店には よっぽどでない限り行かないです。

(1軒しか近所になければ別ですが…)

なので、近所の人が 行列を作る お店は、

それなりに信頼度があると思っています。

もしくは、道端のパリジャンに聞くのもあり!(笑)

あとは 店に入っていった時に、売り子さんの眼に生気があるか😂

一流店は 素晴らしい接客が出来る方が多いですが、

たまーに「あれ?」という お店もあります。

反対に 普通の町場のパン屋さんでも、

接客がアットホームで 温かみがあるところもあります。

後は 作り手さんも楽しそうに働いているかどうか。

商品もサービスも、結局「人」を介するものなので、

それは 必ず パンや お菓子に伝染すると思うのです。

やっぱり やる気がないパン屋の味は、やる気がない味です(笑)

入店前から判断できることでは ありませんが、

そういう部分も 美味しいパン屋さんを探す ヒントになると思います😊


長々と色々なことを書きましたが、

以上が フランス初めての方に向けた、

パン屋さん訪問ガイドとなります。

フランスの誇れる文化でもある ブーランジェリー・パティスリー。

今回の記事を参考に、

ぜひ 現地で120%味わって頂ければ幸いです😊

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。