興味津々!フランスで食べられる珍しい野菜5つ~日本ではレア?「食」の冒険を楽しもう♪~

数ある当ブログの記事の中で、

意外と需要がある こちらの記事↓↓

フランス 冬の野菜たち 【栄養満点!日本ではレア?な冬野菜5つを ご紹介♪】

海外で生活をすると、日本では見たことのないものが たくさんあり、

それは 「食材」にも 同じことが言えます。

小さい時から 好奇心が旺盛で、

「食」に関しても アグレッシブに何でも食べる子だったので(笑)、

フランスで見る珍しい野菜にも興味津々!

今回は 日本の食卓では あまり お目にかからない、

フランスや欧米ならでは?な 野菜を5つ、紹介したいと思います😊

各野菜の調理例には、Cuisine actuelle さんのサイトに飛べるようになっているものもありますので、

そちらも ぜひ参考にしてみて下さい🎵

それでは いってみよう!

もくじ

  1. Artichaut アーティチョーク/朝鮮アザミ
  2. Fleur de courgette ズッキーニの花
  3. Fenouil フェンネル/ウイキョウ
  4. Blette スイスチャード/フダンソウ
  5. Panais パースニップ/砂糖人参

①Artichaut アーティチョーク/朝鮮アザミ

どどん、とアップの写真で すみません(笑)、

まずトップバッターは、

今が旬のアーティチョーク

キク科の野菜で、和名の通り、お花はアザミと瓜二つ!

食用になるのは開花前ので、食べられる部分は非常に少ない お野菜です。

花びらみたいな(花じゃないけれど)部分一枚一枚を剝がしたところの付け根の部分と、

真ん中の核の部分(coeur)、底の部分(fond)が食べられます。

加熱すると ほくほくとして、甘くない栗や百合根、クワイのような食感。独特の苦みと甘みがあります。

下処理は 茹でる場合、水1ℓに対して レモン汁一個分、塩一つまみを入れ、たっぷりの お湯で20~30分茹でます。

そこそこ時間がかかるので、面倒な時は、瓶詰や缶詰↓↓を使うのも手です😉

  • 原産地:地中海沿岸
  • 旬の時季:春から夏頃
  • 栄養価:カリウムやマグネシウムなどのミネラル、ビタミンB群、ビタミンCなどのビタミンが豊富。食物繊維も多く含む。目に優しいルテインが含まれているのも注目ポイント!
  • 身体への効能:カリウムは高血圧や骨粗鬆症の予防に、マグネシウムは筋肉や神経の働きに、食物繊維は血糖値やコレステロールの低下に効果あり。
  • 調理例:まるごとゆでたり蒸したりして食べたり、素揚げやオイル煮、ロースト、マリネなど。パスタやリゾットも 定番です🎵

② Fleur de courgette ズッキーニの花

続いては、旬に ぜひ味わいたい、

ズッキーニの花🏵️

鮮やかな黄色が美しく、雌花(小さな実が付いている)と雄花があります。味は 柔らかくて甘みがあり、実は 普通のズッキーニと同じ味わいですが、花付きの方が風味が良いそう。

下処理としては、雄しべ、雌しべ、ガクを取り除いてから調理することがポイントです☝

  • 原産地:メキシコ
  • 旬の時季:春~夏
  • 栄養価:カロテンやビタミンC、食物繊維などを多く含む。
  • 身体への効能:目や皮膚の健康に◎。また 利尿作用や便秘解消にも効果あり。
  • 調理例:花は そのまま天ぷらにしたり、チーズやハムを詰めて焼いたりして食べます。実はスライスしてサラダにしたり、スープやパスタに入れたり、色々。
ニースで食べたBeignet(フリッター)は 絶品でした。。
(写真 左下)

③  Fenouil フェンネル/ウイキョウ

こちらは 先の2つよりも 扱いやすく、

我が家にも よく登場するフェンネルさん。

セリ科ウイキョウ属の野菜で、主に3つの部分(球根、葉、種)に分けられ、

球根は 普通に野菜として、

甘みと苦みのある魚料理の臭み消しのハーブとして、

種はフェンネルシードとしてハーブティーや菓子の材料になります。

私たちが 普段 料理に多用するのは 球根の部分で、

シャキシャキとしていて 癒し効果のある 甘い独特の香りがクセになる!

生でも 加熱しても、どちらも美味しい野菜なので、使い勝手が 結構良い野菜です😊

  • 原産地:地中海沿岸
  • 旬の時季:春先~初夏
  • 栄養価:球根 → カリウムやビタミンCなどが豊富。種子 → カルシウムや鉄などのミネラルや食物繊維が多く含まれる。
  • 身体への効能:葉や種子に含まれる香り成分のアネトールには消化促進・健胃作用や咳止め・去痰作用が✨また、抗菌作用のある爽やかな香りで口臭を予防する効果も期待できると、超優秀!
  • 調理例:葉は刻んでサラダやスープに加えたり、魚料理のソースやマリネに。球根は こちらもサラダにしたりして生で食べたり、スライスしてオーブンで焼いたり、煮込んだり。個人的に味噌汁がオススメ😋種子は カレーなどのスパイスにも🎶

④ Blette スイスチャード/フダンソウ

その色鮮やかな茎の色に 誰もが一度は目を奪われる野菜、フダンソウ

茎が白いものがノーマルのもので、茎に色があるものには、黄色、オレンジ、濃いピンク!などがあります。

ヒユ科フダンソウ属の野菜で、葉菜として改良されたビートの一系統です。

フランスでは 「古代から食べられてきた野菜」として有名。

味は なんとなく土臭い小松菜?

茎に ほんのりと甘みと塩気あるのですが、この塩気(ミネラル分)が なんとなく土臭い感じに させるのかな?

だからと言って クセが強いというわけでもなく、味が濃い感じ。

茎は 歯ごたえもよく、食感も楽しめる野菜です(^^)

  • 原産地:地中海沿岸
  • 旬の時季:4月~11月
  • 栄養価:低カロリーで、カリウムやベータカロテン、ビタミンACE、食物繊維、鉄分などが豊富。
  • 身体への効能:血圧やコレステロールを下げる効果があると言われています。また、抗酸化作用や免疫力の向上にも💪
  • 調理例:グラタンやスープ、キッシュの具材や、炒め物など。葉は生でも食べられるので、葉っぱは サラダにも。さらには ニースでは 葉を甘く味付けしてタルトに入れるなど、お菓子にも使われます😶

胡麻油や醤油などの調味料とも相性が良いので、和食にも ガンガン使ってください🎵

⑤ Panais パースニップ/砂糖人参

以前の記事でも ご紹介しました、

パースニップ

セリ科の野菜で、人参みたいな見た目ですが、

火を通すと さつま芋に近いような食感で、かなりの甘さ!

初めて食べた時は 見た目とのギャップがありすぎて 付いていけなかった(笑)

風味も豊かで、遠くの方に「セリ」を感じられます。

生でも食べられますが、加熱した時の甘みの増し方は段違いです😶

  • 原産地:ヨーロッパや西アジア
  • 旬の時季:9月~2月
  • 栄養価:食物繊維、カリウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、B2と微量のミネラル(カルシウム、リン、マグネシウムなど)が含まれていて 栄養価が高い。
  • 身体への効能:ビタミンCは免疫力や抗酸化作用に、カリウムは高血圧やむくみの予防に効果が。抗がん作用が高い食材としても期待されているそうです✨
  • 調理例:サラダやスープ、ポタージュなどに使ったり、ローストやフライなどにしたりする。マッシュしてバターを加えると、お菓子にも使えそうなくらいの甘さなので、マッシュポテトやパイの具材としても オススメ!

以上が 日本では 頻繁に お目にかかれない、

レアな お野菜たちでした🎶

見慣れない食べ物って 手を出しにくいけれど、

ここでしか味わえないものだから、

積極的にチャレンジ、チャレンジ!

一応 調理例は記載しましたが、

既存の概念に とらわれることなく、

「自分が食べたいように」好きに調理してみて下さい😊

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。