前回の投稿から、
あっという間に早一年。
2024年 パリ バゲットコンクール優勝店 Boulangerie UTOPIE に再訪問してきた🎶
職場で パトロンが
「明日バゲットコンクールだから、
生地をどーたらこーたら…」
という話を聞き、
「え、明日なの?!(いつもみたいに)
お知らせの紙貼ってなかったじゃん!」
とかいう話をして、
時の流れが爆速すぎるのを実感した…
ということは置いておいて(笑)、
つい先日、第32回目となる
パリ市のバゲットコンクール が開催されました🥖🎉
2025年は 187本のバゲットがエントリー。
その中で 王の座についたのは…

La Parisienneさん👑
パリ10区のグルメストリート
Faubourg-Poissonnière 通りにある
ブーランジェリーです🎶
【パリ】隠れたグルメストリート Faubourg-Poissonnière 通り で久々に食べ歩きしてきた!
もちろん例年通り、
優勝店の実力を
さっそくチェックしてきました!
一体どんなバゲットが
味わえるのでしょうか…?!
さっそくいってみよう😄
2度の優勝を果たした、かなりの実力店。
様々なジャンルの うまいもんが集まる
グルメストリート
Faubourg-Poissonnière 通りにある
La Parisienne は、
パリに7つ、
ノルマンディーに 2つの店舗を持つ、
結構 大所帯のブーランジェリー。
今回 優勝したバゲットを作ったのは、
シェフであり、
ブーランジェリーの創業者でもある
Mickaël Reydellet さん。
「年々コンクールのレベルが上がっていると感じていて、
まさか2回も優勝するなんて思っていなかった」
実は こちらのお店、
2016年にもバゲットコンクールで優勝していて、
さらに つい数か月前には
こちらのお店のパティシエが
パティスリーのコンクールでも優勝を果たしたという、
かなりの実力の持ち主なのです😮
「美味しいバゲットの秘訣は?」という問いに対して、
「何も特別なことはないけれど、きちんとレシピに従って、粉の選定から、生地の仕込み、焼成まで各工程を真摯に取り組むだけ」
「大事なのはパッション、根気、ノウハウ」
という話を聞いて、
根っからの職人魂を感じました🔥
(職人って 愚直に根気強く、が大切よね…)
これは 訪問が楽しみです🎶😁
ちなみに バゲットコンクールの審査基準は、
サイズ50~55cm、
重さ250~270g などを満たしている上で、
l’aspect 外観・la mie 内層・le goût 味・l’odeur 香り・la cuisson 焼き加減の
素晴らしいものが選ばれます。
さらに今年は 塩の含有量も審査され、
(昨年あたりにフランスの法律で 減塩するように改正されました)
100gの生地に対して 1,4 gの塩の基準が
守られているかも見られます。(昨年は 1,68g)
審査員は 職人、ジャーナリスト、
そして4人のパリ市民などから構成され、
ご存じの通り優勝店は
バゲッドを1年間 エリゼ宮に納品します✨
商品が美しく佇む、清潔で ゆとりのある店内。
さて、続きましては、
気になる店内を見ていきましょう😁🎶
まず 通りに面したショーウィンドウに並ぶのは、
これでもか!と具材が詰まった、
ボリューム満点のサンドイッチたち↓↓

その続きには
上段にマドレーヌやフルーツタルト、
フラン、パウンドケーキなどの焼菓子、
下段に惣菜パン、サラダ、
キッシュなどが並びます✨↓↓


気になるパティスリー🍰は こちら!↓↓
ラインナップとしてはクラシックなものが多めで、
オリジナルが少々、って感じ。

どれも きっちりとした手仕事が伺え、
なかなかのクオリティ✨
お値段も クラシックなものは 5€くらいと
リーズナブルで、
これは とても嬉しいですね😊
こちらも 気になる食事パン コーナー🥖!↓↓

少数精鋭って感じですが、
基本のラインナップをおさえていて良い感じ🎶
ヴィエノワズリー系は
そこまで力を入れていないのかな?
バラエティさは あまりなかったです。
店内は とても明るく清潔で、
空間にも ゆとりがあったので、
非常に買い物がしやすかったです👍
お昼より早いタイミングだったからかもしれませんが、
お客さんも ほどほどで、
落ち着いて商品選びを楽しめました😉
正統派の確かな味わい。ポテンシャル高めのパンとガトー。
はい、お待たせいたしました、
ついに 本命の商品レビュー、
行きますよー🎶
Baguette Parisienne 1,30€

まずは 本日の主役、
2025年 パリでイチバンのバゲットを!🥖
お値段は このご時世、 かなり良心的な価格です✨
製粉会社と一緒に
理想の粉を作るところから始まった、こちらのバゲット。
長時間発酵と 力を加えすぎない成形がポイントだそう☝
パンをカットする際に感じる、
皮が ミシミシと音を立てる感触…
噛んだ時のパリパリ感が かなり良い!
結構 しっかりとした皮で、食べ応えバツグン!
で、食べ応えがあるのは 皮だけが理由なのではなく、
バゲットの身の部分も かなりモチモチしているから!
ただ 柔らかくてモチモチしているのではなく、
かなりコシのある感じ。
最近のバゲットは
割と歯切れのよいテクスチャーのやつが多いのですが、
個人的には こっちの「よく噛む」タイプの方が断然好み🥰
味も 噛めば噛むほど甘みが出て、
これは味わい深い。
「これぞ フランスのクラシック!」
というバゲットでした😄
Cranberry Amande 12€/kg

他の食事パンもということで、
クランベリーとアーモンドのパンを。
酸味少なめのカンパーニュ生地に、
クランベリーとアーモンドが、
嬉しくなるくらい ゴロゴロ入っています😋
上についている白ゴマの香ばしさも、
絶妙なアクセント✨
ドライフルーツ系のパンが好きな方には
ぜひ味わって欲しい、
満足度の高いパンでした🎶
Croissant 1,30€

続いても 一応 基本どころを、
ヴィエノワズリー系からクロワッサンを。
見た目は ごく普通のクロワッサン。
外側は パリパリサクサクで 軽いかと思いきや、
内側は 結構しっとりで 重め。
甘味が そこそこあるタイプなので、
好みは分かれそうですが、
とても優しい味のする
ノスタルジー溢れるクロワッサンでした🥐
朝ごはんにも良いけれど、
おやつにも良いかも!
Poire Feuille SHISO 6,90€

「せっかく優勝店に来たのだから、
ガトーも何か特別なものを…」
と探していたら、
先ほど お話した、
パティスリー コンクールの優勝作品が出ているではありませんか!
ということで、こちらのガトーに即決。
説明書きが なかったので
ガトーの内容が分からなかったのですが、
どうやら商品名から、
洋ナシと紫蘇を使っているらしい…
外側は しっかりめの硬さのバニラクリーム、
その先の 薄い、
パリッとしたホワイトチョコのドームを割ると…
溢れてくる
洋梨のダイスがゴロゴロ入ったジュレ!😶
そして下の方に 刻んだ紫蘇が
爽やかなアクセントを加え、
クランチーなナッツ&ジャンドゥーヤ?(多分)と
土台のスポンジが一体化する…
なんとも凝った構成!
ガトー全体の味のまとまりとしては、
各パーツが とっ散らかっていて
個人的に?ですが、(正直に)
変化のある食感を楽しむだけでも、
これは価値のあるガトーだと思いました✨️
クラシックな味わいを守りつつも、
ガトーのように 新しいアイディアも詰め込み、
しかも お値段が かなり良心的。
このクオリティで この値段を維持しているって、
今の世の中の状況で
かなり素晴らしいことだと思います✨
あたりには 素敵な美味しいお店が 色々とあるので、
お散歩がてら ぜひ試してみてください😄
La Parisienne
Adresse : 12 Rue du Faubourg Poissonnière 75010 Paris
最寄駅 : メトロ 8,9号線 Bonne Nouvelle 駅
営業時間 : 月曜~土曜 7:00-20:00、日曜 7:00-14:30