【パリ郊外】Nanterre 建築さんぽ ~過去と未来が交差する、摩訶不思議な団地群へ~

他のフランス生活ブログでは、

まず読むことのないであろう、

実にトリッキーな記事たち(笑)↓↓

パリ13区 現代建築さんぽ~斬新!思わず写真に収めたくなる建物たち~
【パリ郊外】Créteil クレテイユ カメラ散歩~アートな現代建築の世界へ~
【パリ郊外】L’Axe majeur 建築さんぽ ~自然 × 人工物が織りなす、ダイナミックな風景を楽しむ~

ジャンルを問わず

常に新しい発見刺激が好きな性格なので、

「あ、面白そう!」と思ったモノ、コトには、

とにかく行ってみたり、やってみたり、

自分で体験して楽しんでおります🎶

(体験の星、地球!🌏)

で、↑↑の おもしろ建物探訪も、

フランスに来てからの楽しみの一つでして。。

このジャンルも まだまだネタが尽きません😉

今回 訪れたのは、Nanterre

パリの西側にある再開発地区

La Défense ラ・デファンスがある都市です✨🏢

ラ・デファンス地区の高層ビル群も

なかなかカッコいいのですが、

近隣の 一角に

非常に興味をそそられる建築がありまして…

さぁ、どんな個性的な建物なのかは

後での お楽しみ🎶

さっそく行ってみよう!

La Défense の お隣から お散歩スタート。

自宅からメトロと A線を使って 約40分、

La Défense の隣、

Nanterre-Préfecture 駅に到着!

周辺を ざっくり説明すると、

駅を挟んで 片側が高層ビル群

もう片方は 公園や学校などの生活エリアという感じ。

今回は まず お目当ての建物がある、

生活エリアを歩きます🐾

道中、

なかなかインパクトのある遊び場を発見!↓↓

なんとなく、

ディズニーのアースラを彷彿とさせる 滑り台が…↓↓

黒い滑り台って、
なかなかのセンスよね(笑)

で、ちょっと歩いたら、

すぐに お目当ての建物が2つ、見えちゃった😂↓↓

もう少しワクワクしたかったわ。。

「積み木」のようなデザインがユニークな、学生寮として建てられたアパート

さて、まず ご紹介するのは、

シンプルな白い外壁に、

ブロックを重ねたような造りが面白い、

こちらの建物↓↓

La résidence Maurice Ravel

建築家 Jacques Kalisz によって、

1976-1978年に音大生の寮として建てられました。

約100戸が集まる集合住宅です😊

コンサート会場も 併設していたのですが、

2000年代から建物の管理が 杜撰になり、

現在では 会場は閉鎖されているとのこと。

アパート自体も老朽化が進んでいるため、

近年、リノベーション工事の計画が進められているそうです☝

建物の外側からしか様子が分からないのですが、

それでも なかなか面白い🎶

ネットで 団地全体の写真を見てみたのですが、

なんだか、不思議の国のアリスに出て来そうな、

「トランプ王国」のような雰囲気でした♦♣️♠️♥️

おとぎの国に来たみたい。

この条件だけで 写真を撮るのは難しいな…

と思いつつも、何枚が📸に収め、

続いての本命スポットへ。

周辺は 新しい建物だらけ↓↓

味気ないと言えば、

味気ないのかもしれませんが、

フランスで住むなら

絶対にトラブルの少ない、

新しい住宅ですよねぇ。。(笑)

仕事変えたら 引っ越すのもありだなぁ。

ゴミ箱も かなりユニークだし…↓↓

(注: 全然関係ないです笑)

味気ないけれども、

写真を撮るには最高な建物がたくさんありました🎶↓↓

こういうところで働きたいとは思わないけれど、
カッコいい✨

近未来を味わえる、過去に建てられた遺産群。

さ、先ほどのレジデンスから歩くこと数分、

本日の本命と いよいよご対面!

それが こちら…↓↓

やばー!!🤩🤩🤩

その個性的な曲線と外壁で、

一目見たら絶対に忘れられない、

インパクト溢れる こちらの建物は、

Tours Aillaud または Tours Nuages と呼ばれる

団地群で、

quartier Pablo-Picasso という地域にあります。

建築家 Emile Aillaud によって 1970年代に設計され、

全 18棟、収容家屋 1600戸、

一番高い建物で 38階、高さ105mに達するそうです😯

建築好きには 絶対に外せない、

有名な建築群の一つで、

2008 年には « Architecture contemporaine remarquable 注目すべき現代建築 » の

リスト入りを果たしました✨

こんなに個性的な建物、

リアルで見ることって、そうそうないですよね!↓↓

やはり中の間取りが気になる(笑)

真ん中から上が、空に溶け込むような青、

底の部分は 街路樹に合わせて緑🎶↓↓

エントランスの入り口が 楕円なのも、

ニクいですなぁ。。

外壁はモザイクになっており、

Fabio Rieti というアーティストによってデザインされました☝

窓の形や配置も、

どれ一つ同じデザインの棟はないそうです😶

いやぁ、近未来感がすごい。。

でも外壁は年季を感じて、

なんだか変な感じ。

こちらの団地群も、

やはり老朽化が進んでいるので、

2020年に再生計画が始動。

1棟は取り壊しが決まり、6棟は売りに出され、

残りは メタルの外壁にリノベして

引き続き団地として使用するそうです。

オフィスビル群と一緒に。
なんてヘンテコな団地なんだ。。

うきうきしながら周辺を探索🎶

敷地内の公園も、なかなか衝撃的だった…↓↓

大蛇!!!

そして もう一つ、

「そうだったんだ…」ということが。

それは あたりを歩いていたら、

ある人の名前と共に、

「○○を決して忘れない」という壁画があったこと。

その名前に なんとなく覚えがあり、

家に帰ってから調べてみたら…

数年前に警官とのトラブルで射殺された少年が

ここの団地の出身だということが分かりました😢

そばには 「反人種差別主義の場所」という

ウォールアートもあり、納得がいきました。

事件の真相は

はっきり言って当事者ではないので分かりかねますが、

少年の ご冥福をお祈りいたします。

近くの駐車場のデザインもアートだった。。

シンプル イズ ザ ベスト?な最終目的地へ。

さ、気を取り直して、

本日 最後の建物を見に行きます。

近くの公園を通り抜けて辿り着いたのは…

Nanterre の市庁舎!

どうです?

シンプルだけど、圧倒的なインパクトですよね?!

こちらも 不思議な近未来感があります😊

そして、菱餅 感もある(笑)

立地的にも 良い感じに写真に撮りやすい🎶

SF映画に出て来そうな、

「未来のピラミッド」みたいな写真が撮れました👍


約二時間、のんびり散歩して、

まずまずの撮れ高で この日は終了!

大満足の探検となりました😁

貴重で斬新な建物を、

こんなに気軽に見に行くことができるのって、

なかなか ありがたいことですよね?

まだまだ 面白スポットはありそうなので、

どんどん探索して、

今後もブログにUPしていきたいと思います🎶

Nanterre 観光HP : https://www.ot-nanterre.fr/visiter/balades/

https://www.ot-nanterre.fr/visiter/histoire/le-grand-ensemble-des-tours-nuages/

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。