前回に引き続き、
今回もヨーロッパ文化遺産の日レポート。
本日は
当初予定していた訪問場所が
急遽 運営都合でキャンセルになったので、
なんとなくで決めた こちら↓↓
L’école des Beaux-Arts de Paris
パリ国立高等美術学校 へ行って参りました✨
サン・ジェルマン・デ・プレ界隈にある、歴史ある美術学校。
L’école des Beaux-Arts de Paris
パリ国立高等美術学校 は、
画廊が軒を連ねる サン・ジェルマン・デ・プレ界隈にある学校で、
かつての Académies royales de peinture et de sculpture を引き継いだ機関。
芸術を学ぶ場であるとともに、
歴史的および現代のコレクションの展示と保存、
そして それらを発信する場所でもあります。
2ヘクタール以上の面積誇る敷地内には、17~20世紀の建物が建ち並び、
歴史的建造物として登録されているそうです✨
普段は 学校の関係者以外は立ち入ることの出来ない L’école des Beaux-Arts。
これは期待が膨らみます🎨
学校自体が「芸術」の、麗しき空間。
日曜のあさイチ、清々しい空気を吸いながら
サン・ジェルマン・デ・プレへ到着。
日曜の朝なのに、学校の前で 皆さん列をなしていました。
そりゃあ 中々見ることの出来ない学校の内部、
休日でも並びたくなりますよね😉
セキュリティを抜けて、いよいよ学校内へ!↓↓
Cour Bonaparte
入口の門をくぐると 最初に見えるのは、
広大な中庭 Cour Bonaparte 。
奥には 生徒が実際に制作活動をする校舎が続きます。
大理石の支柱の先にいる天使は、1840年から学校の生徒を見守ってきたそうです👼
整然としたシンメトリーが 見ていて気持ち良いです✨
続いて 向かったのは、
中庭の すぐ右手にある こちら↓↓
Chapelle des Petits-Augustins
学校の中で 一番古い建物で、17世紀に建てられたものです。
パリで最初のドーム(大聖堂の一種)として考えられているとのこと。
正面の壁画と像は圧巻!🥹
左右の彫刻群も 素晴らしいの ひと言✨✨↓↓
さらに 奥に進んで、像を間近で拝見。
騎士の荘厳な佇まい、馬の躍動感に
ただ ただ圧倒されました。。
そして 巨大な 像の右手には…↓↓
chapelle des louanges と呼ばれる空間が。
こちらは Margot 王妃(1553-1615)のために建てられたものだそうです。
空間の使い方、壁面に緑を使うところが素敵✨
しょっぱなから その美しい空間に しばらく佇み、
ほわん、としておりましたが(笑)、
我に返って 次のエリアへ↓↓
Cour du mûrier
緑が なんとも気持ちの良い、小さな お庭。
回廊には、
どれも見惚れるほど美しい彫刻たちが並びます。
どこを見ても 勉強になりますね(^^)↓↓
絵になる題材が とても多く、ひとしきり写真の収穫を楽しんだ後は、
いよいよ、校舎方面へ↓↓
とりあえず すべてが優雅。(←語彙力 笑)
階段をのぼって…
辿り着いたのは Bibliothèque 図書室📚🎶↓↓
いつも思うのだけれど、
ヨーロッパ?の古い図書室の緑のランプって
とても魅力的よね…💕↓↓
さすが アート学校、すべてが美術書で 楽しそう。。😄↓
素敵な階段を降りて、次に向かうのは…
Cour vitrée
校舎の「心臓」とも言える、Cour vitrée 。
元々は オープンエアーの空間でしたが、
天井がガラス張りになったのは、1863年のこと。
某疫病が猛威をふるいはじめた2020年からは、
学生たちのために、作品を展示するスペースが設けられたそうです↓↓
未来のアーティストの作品を鑑賞することが出来るなんて、
なんともラッキー😊
美しい空間、作品たちをたくさん愛で、
最後に訪れたのは…↓↓
Amphithéâtre d’honneur
フランスの こういった建物で よくある講堂ですね(^^)
ここで 卒業式やシンポジウムなどが開催されます。
今まで 色々なところの Amphithéâtre を見てきましたが、
こちらも ご多分に漏れず
壁画の見ごたえがバツグンでした🙂↓↓
最近は 若干飽きが来て、
フランスの歴史的建造物をゆっくりと見る機会も減っていたのですが(笑)、
やはり美しいものは いつ見ても美しいし、
様々な インスピレーションを受け取ることが出来たので、
とても充実した休日となりました😊
こう考えると、
「私の知らないパリ」は まだまだ無限にあるのかも。
来年の秋も楽しみです🎶
ヨーロッパ文化遺産の日 公式HP : https://journeesdupatrimoine.culture.gouv.fr
◎「パリの大学」と言えば…↓↓
ヨーロッパ文化遺産の日2021〜興味津々!ソルボンヌ大学 編~