某月某日。
初めての婦人科 → 子宮頸がん検診から約5週間後。
フランスで、子宮頸がん検診を受けてきた。【女性にとって大切なこと。5年に一度の無料検診】
「がん検診の結果が出たので、ビデオ通話にて先生と面談して下さい」との電話が。
前回 検診を受けた際に
「結果が陰性ならメールで、陽性なら すぐに電話で連絡しますね~」と言われていたので、
「おや?」と ちょっと気にはなりましたが、
後日 普通に ビデオ通話にて受診したら、
まさかの 精密検査行きとなりました😢
医療用語とか そっちの方面の語彙は 乏しいので、
先生との会話は100%は理解出来なかったのですが、
とにかく要点は、
・重大な状況ではないが、検査したら異常があり、HPVウィルスが見つかった
・検査結果の詳しい内容は、データで添付するので そちらを参照
・コルポスコピー検査を先生が紹介する別の婦人科医にやってもらう
・検査は 痛くないし、すぐに終わるから大丈夫
などの大まかな内容を掴んで、その時は「また婦人科行くのかぁ、面倒くさいなぁ」くらいにしか思っていませんでした。
詳しい検査結果。
そんな感じで、
添付された検査結果を読んだのですが、
色々調べるにつれて
不安は募るばかり。。😨
私の検査結果は、がん検診の分類上 ASC-US に分類され、
「がんではないけど、変な形の細胞があるよ」というグレーゾーンで、
おまけに HPVウィルス、がんの原因となるウィルスもいたよ、
という結果。
このウィルスは、半数以上の女性が一生の内一度は感染を経験するものとは知っていたし、
ウィルスには色々な型があり、今回の結果は がんにすぐに進行する型のウィルスではなかったのですが、
それでも 陰性結果とは大違い。
大袈裟かもしれませんが、
「もし がんだったら どうしよう…」
と、一人 憂鬱になっていました。(←普段 元気なだけに、こういうのに打たれ弱い)
ビビっていたコルポスコピー検査は…
そもそもコルポスコピー検査とは 何ぞや?
今までの子宮頸がん検診では、一度も引っかかったことがなかったので、
調べてみることに。
日本語で検索しても、フランス語で検索しても「コルポスコピー検査 痛み」とか出てきて、怖い怖い。
コルポスコピー検査は、
簡単に説明すると、拡大鏡を用いて子宮頸部を観察し、必要に応じて細胞組織を少量採取して診断する方法。観察をする際は酢酸を塗るのですが、細胞の色に変化があるかどうかで その箇所の病変が分かるのだそう。
細胞を採取する際に、人によっては そこそこ痛みを感じるらしいです。
職業柄、火傷には慣れているのですが(笑)、
それ以外の痛みには めっぽう弱いので(泣)
検査 前日まで ドキドキだったのですが、
実際に検査を受けたら、
結論から申し上げますと、
なんと細胞検査は なく観察のみで終わりました( ̄ー ̄)
検査は、使い捨ての器具を入れて薬剤を塗りやすくして、
先生が怪しい液体(酢酸です笑)をに流し込んで観察。
痛みに関しては、細胞採取がなかったので 普通の子宮頸がん検診の それとまったく変わりませんでした。
所要時間は10分もかからなかったです。
その後デスクに戻って、先生から 子宮頸部の画像を見せられ今回の診断内容を聞きます。
先生曰く、がんの病状は認められず、ウィルスも出て行った後であろうとのこと。(なので細胞の採取が必要なかった)
また1年後に定期検診を受ければ大丈夫だとの お言葉を頂きました。
「良かったぁ。。」(〃´o`)=3
日本とは違うところ?こんなものを処方されました。
ただし、人より ウィルスに感染するリスクが高いかもしれないので、
↓↓の薬を処方されました。
子宮頸部に直接スプレーするタイプのph調整剤で、こちらを3ヶ月使ってみて下さいとのこと。
「薬」というよりは、コンディションを整えるものみたいで、一般の人の「予防」としても使えるそうです。
ちなみに上記の理由により、健康保険の適用にはなりません。
ちょっと懐に痛手は負いますが、
「安心」を買ったつもりで きちんと使っていきたいと思います。
保険適用の薬とは違うので、もしかすると婦人科によって処方されるかどうかは違ってくるかと思うのですが、
日本での経験談では、こういった調整剤が出てくる記事を見かけなかったので、
「所変わればだなぁ」と、こんなタイミングで日仏の違いを感じたのでした…
ちょっと大袈裟なくらいビビっておりました精密検査でしたが、
何事もなく 本当に安堵…!
私くらいの年齢で、一番リスクのある疾患は やはり子宮頸がんだと思うので、
改めて定期検診の重要性を実感。
海外に住んでいると、最初は自分の健康など細かなところまで注意が行き届かないこともあるかもしれませんが、
そろそろ年齢が年齢なので(笑)、
しっかり自覚して生活しようと肝に銘じたのでした。。