パリ ハーブ薬局 Herboristerie の世界を覗いてみた!【ナチュラル志向の人にオススメ、植物の力で体調管理】

以前 度々記事に登場したように、

大の「お茶党」の私。

時間のある平日の午前中には、ほぼ必ず お茶を飲むのですが、カフェインで眠れなくなるのが嫌なので

以前から 午後は デカフェのハーブティーや白湯などを飲んでいました。

で、ちょっと前に記した膀胱炎とか、その他諸々バイオリズムが低調の時期が続いたので(コロナじゃないよ!笑)、自分自身ハーブティーへの関心が より強くなり。。

ふと、ある日

「ヨーロッパってハーブとの関わりが強いから、そういった専門店が絶対あるはず。というか、なんかどこかで見かけたような。。」

と閃き、調べてみたら

ありました、ありました。

その名も Herboristerie エルボリストリ

ハーブ専門の薬局です(^^)

日本で言う漢方薬局?Herboristerieってどんなところ?

Herboristerie エルボリストリ は、ハーブ専門の薬局で、お茶として使う 乾燥したハーブやエッセンシャルオイルなど、ありとあらゆるハーブ製品を置いているのは もちろん、Herboriste(薬草の専門家)が症状や目的に応じてハーブを処方してくれる場所でもあります。日本で言う漢方薬局みたいな感じですかね。

植物療法(フィトテラピー)は とても長い歴史があるそうなのですが、1941年に政府の方針により、 Herboriste の職業が廃止。

「正式な医療」としては認められなくなってしまったそうですが、ナチュラル志向の人が多いフランスでは、今だ根強い人気があるそうです。

「病気までではないけど、なんとなく不調がある」とか「体質改善」とかには ぴったり。

もともと野菜やアロマなど、色々な植物の「効能」に興味があり 調べるのが好きだったので、

これは 興味深い世界が広がっていそうです…(*´ω`)

今回の訪問店① Herboristerie du Palais Royal

今回 訪問したエルボリストリは、パリで有名な お店2つ。

一つ目は、パレ・ロワイヤルからすぐのところにある、 Herboristerie du Palais Royal さん。

創業は1972年。オーナーの Michel Pierre さん自らが選んだハーブが並びます。

ハーブは 煎じて飲む乾燥ハーブ(Tisaneと言います)の他、↓のような粉末状のもの、錠剤、エッセンシャルオイルなどがあります。

粉状のハーブ

乾燥ハーブは、植物単体の商品から、調合師のオリジナルブレンド商品など色々あります。

お店の雰囲気は、「普通の薬局」に近い感じですが、

壁一面にある商品を店員さんが はしごを使って取るスタイルが

なんとなくレトロというか、「魔法使いの薬の館」って感じがして気に入りました(^^)

商品は その他にも、コスメやヘアケア用品、キャンドルなどのアロマ商品も置いてあり、

ビューティー系に興味がある方なら いつまでいても飽きない空間でした✨

Herboristerie du Palais Royal

Adresse : 11 Rue des Petits Champs 75001 Paris

最寄駅 : メトロ1,7号線 Palais-Royal – Musée du Louvre 駅、7,14号線 Pyramide 駅、3号線 Bourse 駅

営業時間 : 10:00-19:00

定休日 : 日曜日

HP : https://www.herboristerie.com/

今回の訪問店② Herboristerie de la Place de Clichy

続いて訪れたのは、こちらも有名な Herboristerie de la Place de Clichy さん。

お店の佇まいからして歴史を感じる こちらのエルボリストリは、

なんと創業1880年!

お店の中もノスタルジー溢れる空間が広がっていました。

商品のストックは 900種類以上とのこと!

乾燥ハーブ、オイル、手作りのクリームなど、クラシカルな商品ラインナップです。

シンプルな紙袋や容器に、手書きでハーブの名前が綴られた商品は「昔ながら」のまま。

包装がシンプルが故に、店内にはハーブの香りが目一杯 漂います。

まさに癒し。。(*´ω`)

現代では 多くの製品がプラスチック類で包装されたり、ネットショッピングが出来たりと、本当に便利な世の中になりましたが、

この お店に出会って、

実際にその空間に赴いて買い物すること、

その空間でしか味わえないものを感じ取ることの素晴らしさを改めて実感しました。

(もちろんネットショッピングも便利で好きですが)

「ここだけは いつまでもこのままでいて欲しい」

そう思わせる素敵な お店でした✨

一つひとつ手で書いたのだと思うと、
温もりを感じます(^^)

Herboristerie de la Place de Clichy

Adresse : 87 Rue d’Amsterdam 75008 Paris

最寄駅 : メトロ2,13号線 Place de Clichy 駅、13号線 Liège 駅

営業時間 : 月曜 11:00-13:00、14:00-19:00

火曜~金曜 10:00-13:00、14:00-19:00

土曜 10:00-13:00、14:00-18:00

定休日 : 日曜

飲むのが楽しみ!本日の購入品。

今回は それぞれの お店で数点見繕ったハーブの中から、以下を紹介します。

乾燥ハーブは 大体100gくらいから販売されていて、安くて 5,50、6€台から、高くて10€台が相場です。

自分で選んでも良いし、店員さんに症状などを相談して色々なハーブを紹介してもらうのも楽しいです。

詳しい効果・効能は、専門のサイトなどをご参照下さい m(_ _)m

Immortelle 6,50€

Herboristerie du Palais Royal さんで、イモーテルを。

ロクシタンの化粧品で有名ですよね。

抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザ対策に良いそうです。

免疫力を高めてくれたりもするそうです。

エッセンシャルオイルは、肌のエイジングケアにも。

Gattilier 6,30€

パレ・ロワイヤルさんで在庫切れだったチェストベリーを Herboristerie de la Place de Clichy さんで。

女性ホルモンのバランスを整える効果があるハーブ。PMSにも。

まだ しばらく先だけど、更年期の症状を和らげる効果もあるらしい。

知っといて良かった(笑)


どんなものかと、試しに訪問してみたエルボリストリでしたが、

予想通り楽しかった

一般に知られているようなハーブの種類や効能くらいしか知らなかったので、

その種類の多さに びっくり&情報量の多さに混乱しました(笑)

でも、奥が深くて面白い。

優しく自然に 日常生活に取り入れられるので、

自分でブレンドティーを作ったり、色々と楽しんでハーブを使っていきたいなぁと思いました♪

◎お手軽派は、お茶専門店でデカフェを↓↓

パリ6区の お茶専門店 Thés Christine Dattenerで 繊細なアロマの お茶を。

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。