パリ16区 ときめきのアール・ヌーヴォー建築さんぽ♪

新年明けて 気持ちの良い休日の午後。。

年末年始は 仕事が一番の繁忙期だったり、ストで動きが制限されたりで なかなか自由に動きまわれなかったのですが、

ようやく仕事も落ち着いて 時間ができたので、

久しぶりに ちょっと足をのばして お散歩&探検をすることに🎶

今日は 一度 見に行ってみたかった、アール・ヌーヴォー建築を見に

16区まで行ってみました✨

アール・ヌーヴォーって?

アール・ヌーヴォー。

皆さん 一度は 耳にしたことがある言葉。

でも 実際 何なのか、

知らない方も いらっしゃるはず。

アール・ヌーヴォー Art Nouveau とは、フランス語で「新しい芸術」という意味を表し、

19世紀末から20世紀初頭にかけて

ヨーロッパを中心に起きた国際的な芸術運動のことです。

特徴としては、

植物や昆虫などの有機的なモチーフを用いたり、

従来の様式にとらわれない 自由な曲線を組合せた装飾性、

また 鉄やガラスなど 当時の新素材を使っていることなどが挙げられます。

分野としては、グラフィックデザインから建築、家具、工芸品までと幅広く及んでいます。

いまいち ピンとこない方、

分かりやすい例を挙げるとするなら、パリのメトロの入口です↓↓

こちらは フランスを代表する建築家 エクトール・ギマールの代表作!

アーティストで言うと、私が大好きな アルフォンス・ミュシャなどは アール・ヌーヴォーを代表する画家です(^^)

優雅な曲線美、斬新かつ幻想的なデザインが とても魅力的で、

アール・ヌーヴォーの作品は

物心ついた時から好きでした♥️

さて 今回のお散歩、

どんな 素敵な出会いが待っているのでしょうか?

アール・ヌーヴォー建築探訪なら 16区を。

「アール・ヌーヴォー建築は、パリの どこで見られるの?」という質問に、

真っ先に挙がる答えは

16区

南に広がる Auteuil 地区には、

先ほど ご紹介した 巨匠 エクトール・ギマールが設計した アパルトマンが

数多く点在していることで有名です。

なかには ガイドツアーがあったりも。

特に フォンテーヌ通り Rue Jean de la Fontaineモーツァルト通り Avenue Mozart に作品が 集まっています。

今回は そちらをメインに

ゆったり お散歩してきました♪


Castel Béranger カステル・ベランジェ

まずは 有名なこちら!

RER C 線Gare D’Avenue du Président Kennedy 駅から出て、

フォンテーヌ通りが始まって すぐのところにある建物です。

有名な 鉄の門

なんとも個性的なデザイン!

柱の装飾も 独特で素敵✨

ギマールが建築した建物には、下の写真のように ギマールの名前が刻まれてます↓↓

門だけでなく、細部まで観察するのが楽しいので、

みなさん ぜひ じっくりと見てほしいです。

Adresse: 14 rue Jean de la Fontaine


カステル・ベランジェ から少し歩くと、

反対側 左手に見えてくるのがこちらの建物。

一見 普通の建物に見えますが、

よーく 細部を見ると、ギマールなんです。

フォンテーヌ通りから左に入ったRue Agar にある3棟は、ギマール建築のアパルトマンです。

道路のプレートが
アール・ヌーヴォー調になっているので
分かりやすいです(^^)

Adresse: 17-19-21 rue Jean de La Fontaine


Immeuble Trémois

再び フォンテーヌ通りを進んで 左手の路地に入ったところにあります。

こちらも 優雅な曲線がお洒落♪

下の写真は

雨樋を境に 左がギマール建築、右が普通の建築。

違いが分かるかな??

Adresse: 11 rue François Millet


Hôtel Mezzara メザラ館

こちらも カステル・ベランジェと並んで 有名な建物。

フォンテーヌ通りの右手にあります。

Adresse: 60 rue Jean de La Fontaine


L’Hôtel Guimard ギマール館

フォンテーヌ通りを終わりまで進んだら、右折して モーツァルト通りを進みましょう。

左手に見えてくるのが こちらのギマール館、

かつてギマールが住んでいた場所です。

やはり 独特の佇まい。。

Adresse: 122 avenue Mozart


再び モーツァルト通りを進み、

左手にある道を折れると

下の建物が。

こちらは アール・ヌーヴォーなのかは 分かりませんが、こちらも ギマールの設計。

ギマールとしては ちょっと珍しいものだそうです。

Adresse: 18 rue Henri Heine


と、こんな感じで 小一時間、

実に優雅な お散歩を楽しみました✨

今回は 以上の建物のみをご紹介しましたが、

ギマール建築、アール・ヌーヴォー建築は 他にもありますし、

Auteuil地区は 落ち着いていて、他の建築も 素敵なものが多いので、ぜひ ふらりと出掛けてみてほしいです(^^)

◎13区はストリートアートと現代建築、15区は 高層ビル群。。↓↓

パリ20区紹介〜vol.2 13区~
パリ20区紹介~vol.13 15区~
No votes yet.
Please wait...

投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。