食いしん坊の国、フランス。
昨今では BIO(有機)食品やヴィーガンの流れも さらに加速していると実感しつつあり、「美食」だけにとどまらず「健康」や「環境」に意識を向ける人も多いです。
同僚とかの買い物を チラッと職場で見かけることがあるのですが、
「あら、結構みんなBIO商品買うのね」と思うことが しばしばありますし、
パリ市では 週一くらいで学校給食にヴィーガン食が導入される予定だそうです。
私は BIO商品以外のものも たまに買いますし、
野菜多めの食生活ではありますが、ヴィーガンではありません。
しかしながら、ヴィーガン食には 「作る側」として非常に興味があり、
こと、パティスリー・ブーランジェリーにおいては
動物性の食物を使わないで、いかに 既存のレパートリーを作るのか?
ということは なかなか難易度が高いものだと思っておりまして。。
ということで、本日 訪れたパティスリーが こちら↓↓
パリ 11区、ヴォルテール通りにある VG Pâtisserie さんです✨✨
フランスで初めて できたヴィーガン専門のパティスリー
11区の主要通り、ヴォルテール通り沿いにある VG Pâtisserie さんは
Bérénice Leconte という女性が2016年に創業したヴィーガンのパティスリー。
ヴィーガンとは 完全菜食主義のことで、
動物性食品を一切採らない食生活のことです。
つまりは パティスリー・ブーランジェリーで 要である食材の
卵・乳製品・ゼラチンは不使用であることは 当然のこと、
はちみつなども 使用していないとのこと。
なおかつ、BIOの原材料を使用しており、材料全体の95% がBIOの原材料だそうです。
また ヴィーガンは 「地球環境に配慮する」という理念のもとに行動されている方が多いので(一概に 全ての方に当てはまるとは言えませんが)、
廃棄物を減らす運動にも積極的に取り組んでおり、
包装を減らしたり、テイクアウトの際は タッパーや タンブラーの持参も大歓迎だそうです(^^)
通常のパティスリーでは 考えられないヴィーガンの商品、
これは出会いが楽しみです♪
併設カフェで ティータイムも!小さいながらも 素敵な店内。
続きましては 店内の様子を。
お店は こじんまりとした感じですが、
カフェも併設されており、店内とテラスに数席テーブル席があります。
手前にヴィエノワズリーと焼き菓子↓↓
中央にガトーのショーケースと。。↓↓
その上に どっしりとしたパウンドケーキ!↓↓
少しだけ 惣菜系も置いてあり、この日はピザがありました。
商品カードには グルテンフリーか否かも書いてあり、そちらも お買い物の参考になると思います(^^)
店員さんは 笑顔が素敵で、私が ぐずぐず迷っている最中も気長に待って下さりました(笑)
満足度高し!ハイレベルなヴィーガン商品。
ではでは、本日のラインナップを。
Croissant 1,15€
ヴィーガンとは まったく思えないほどの お姿に関心!
もちろん バターは不使用。(植物性マーガリンを使っているみたいです)
ふんわりタイプのクロワッサンで、
層のパリパリ感はなく、デニッシュみたいな食感ですが、
これはこれで良い(^^)
生地は 甘みが強めで、おやつっぽい印象。
バターの香りは ありませんが、小麦の風味は きちんと感じられるクロワッサンでした✨
Madeleine 0,85€
続いては「卵を使わずに、いったいどうやって作るんだ?」と、
疑問でしかなかったマドレーヌを。
卵を使っていないからなのか、ちょっと 脆い生地。
そのため、卵の入った生地独特のパサパサ感や、弾力はありません。
先のクロワッサンも そうなのですが、
しばらく咀嚼すると 粒子と粒子、繊維と繊維?が 早く唾液と馴染んで
ペーストのようになるような…
これは実際に召し上がっていただいて実感して欲しいです。
一般的なマドレーヌの生地とは とても微妙な差異なのですが、嫌味がない食感です。
味は、程よい甘みが good ! ほんのり香るレモンフレーバーが良い感じです♪
Cookie chocolat cacahuète 2€
ピーナッツとチョコチップが ごろごろ入った、食べ応えのあるクッキー。
アーモンドやヘーゼルナッツではなく、
「ピーナッツ」ってところが良い(^^)
生地は しっとりめで これまた脆い感じですが、
カントリーマアムみたいで好きです❤
甘さは しっかりしていて、大きさも 7、8㎝くらいあるので、
デザート感覚で味わえる満足度の高いクッキーです。
Macaron 100% cacahuète 5,50€
パリのパティスリーでは あまり お目にかかれない、
ピーナッツクリームのマカロン!
卵白を使わないマカロン生地は、フツーに「普通のマカロン」(笑)
中に、ピーナッツクリームとホイップクリームがサンドされています。
キャラメリゼしたピーナッツが ところどころに あしらわれているのがアクセント🎵
マカロンは しっかりと甘く、
中のピーナッツクリームは どちらかというと
「落花生のペースト(和風)」と表現した方が味が伝わりやすく、
甘さ控えめの ねっとりとしたペーストは、
ピーナッツの風味に重きを置いた感じが好印象。
全体としては 甘さのバランスが取れていて、かつ食感のバリエーションがあり
とてもクオリティの高いガトーでした✨✨
初めて しっかりと味わったヴィーガンのパティスリーでしたが、
食感や味の違いを発見出来て とても面白かったです。
普段から 一般的な商品(卵、乳製品類が入ったもの)をよく食べていないと 分からない程の差なのですが、
分かる人には 「やっぱり違う」と感じられます。
ただ、ここまで 一般的なものに近づけているのは非常に見事ですし、
違いは違いで、「個性」として楽しめました(*´ω`)
興味がある方は ぜひチャレンジを!
VG Pâtisserie
Adresse : 123 Boulevard Voltaire 75011 Paris
最寄駅 : メトロ 9 番線 Voltaire 駅
営業時間 : 火曜 13:00-19:00、水曜〜土曜 9:00-19:00、日曜 9:00-17:00
定休日 : 月曜日
HP : https://www.vgpatisserie.fr/
★You Tubeチャンネルは ルセットの謎が解けて面白かったです!!★
★書籍も出ているので参考に!★
◎ここでも ヴィーガンメニューにチャレンジしていました♬↓↓
パリ Cupkie で 生のクッキー?!を食べてみた!
【パリ】BIOショコラトリー Rrraw Cacao Factoryのホットチョコレートの味に驚く。