先月、 アンリ・カルティエ・ブレッソン財団 で
「近代写真の父」と呼ばれる フランスの写真家 ウジェーヌ・アジェの作品を鑑賞。
郷愁漂うパリの雰囲気をたっぷりと味わってきました(*´ω`)
【パリ】アンリ・カルティエ・ブレッソン財団で、ウジェーヌ・アジェの古き良きパリの写真を。
↑↑の企画展は、カルナヴァレ美術館と連動しており、
私が一目惚れした写真家 アンリ・カルティエ・ブレッソン の作品は
現在 カルナヴァレの方に企画展として展示されているとのこと。
これは もう、絶対に外せない!企画展だったのと、
カルナヴァレの常設展自体にも興味があったので、
とある休日に
張り切って(笑)行ってきました♪
いったい どんな美術館なのでしょうか?
4年の歳月をかけ 今年改装を終えた、マレ地区にある優雅な美術館
カルナヴァレ美術館は、パリ マレ地区の目抜き通り フラン・ブルジョワ通りにある、パリ最古の美術館。
マレ地区は 貴族の邸宅が多く残る地区ですが、こちらも 元々は邸宅として1548年に建てられたものが、のちの1866年にパリ市によって買収され、カルナヴァレ美術館になったそうで、
長らく改修工事中でしたが、今年の春に ようやく終わり、リニューアルオープン。
パリの歴史資料を所蔵・展示している市立美術館で、常設展は無料。
約60万点にも及ぶ所蔵品は、絵画、彫刻、模型、家具、調度品、版画、ポスターなど多岐に渡り、圧巻の見ごたえ!パリの歴史がたくさん詰まった美術館です。
じっくり見たら、半日以上!?中身の「濃い」美術館。
それでは、さっそく中の様子を。
まず館内に入ると目に飛び込んで来るのが、
パリに実際にあった商店の看板↓↓
こちらの展示スペースだけでも、結構 長居できそうなのですが、
まだまだ展示は序盤の序盤。
地下1階から3階(日本の)まで、
あまりにも情報量が多くなってしまうので、
ここからは 雰囲気をさらっと ダイジェスト版で お送りいたします(笑)
とにかく展示されているジャンルが様々なので、見ていて面白い!
守備範囲が広いので、多くの人が楽しめるのかな。。という印象。
空間や壁まで存分に活かした展示は とても素晴らしく、
ついつい写真に収めたくなってしまいます(^^)↓
さらに、「元邸宅」ならではの優雅な装飾を纏った館内を鑑賞することもできるので、楽しさ2倍♪↓
個人的に好きだった展示は、
非常に精巧に造られた 模型↓↓と、
小説家 マルセル・プルーストの寝室でした。↓↓
カルナヴァレ美術館で、もう一つ見逃せないのが、美しい中庭&カフェ・レストラン。
手入れの行き届いた 美しい緑に面したテラス席は、
まさに「マレ」の瀟洒な雰囲気を心ゆくまで味わえそうな空間です😌
20世紀を代表する写真家、アンリ・カルティエ・ブレッソンの企画展
さて、個人的にメインの企画展へ!
前書きに載せた記事にもありますが、
アンリ・カルティエ・ブレッソン は、
多くの写真家・芸術家から「20世紀を代表する写真家」と評価されているフランスの写真家で、小型カメラを使って 主にスナップ写真を撮った写真家です。
彼の作品の代名詞とも言える、
「調和のとれた構図」は、
恐ろしいくらいにキマっていて秀逸。
彼の写真集『 Image à la Sauvette 』は、アメリカで『The Decisive Moment (決定的瞬間)』と訳され、この言葉と共に 彼の作品は多くの写真家に影響を与えたそうです。
本人が使っていたカメラに興奮!ありがたく写真に収める(笑)
当時プリントした写真の実物が見られるのは貴重✨
マスターピースも じっくり鑑賞できました♪↓↓
こちらの展示は もちろん企画展なので
美術館の一角のみが展示スペースなのですが、
びっくりするくらいの見ごたえ。
初めて見た作品も たくさんあって、
とても勉強になったし、クリエイティビティが刺激されました😊
膨大な量の常設展と大好きな写真家の企画展、
いくら時間があっても足りないくらい、充実した休日となりました✨
しかも常設展は無料だなんて。。
パリには常設展が無料の美術館がいくつかありますが、
いずれも優秀。。
やはり「芸術・文化を大切にする国」は違うなぁ…
と改めて感心させられたのでした。。
そして
ブレッソンの写真展めぐりは、来月?に続く…
Musée Carnavalet カルナヴァレ美術館
Adresse : 23 Rue de Sévigné 75003 Paris
最寄駅 : メトロ1号線 Saint-Paul 駅、8号線 Chemin Vert 駅
開館時間 : 火曜~日曜 10:00-18:00
休館日 : 月曜日、1/1、5/1、12/25
入場料 : 常設展 無料、企画展 11€
HP : https://www.carnavalet.paris.fr/
アンリ・カルティエ・ブレッソン – Revoir Paris は、2021/10/31まで!
◎マレ地区なら、こちらも おすすめ✨↓↓
ピカソ美術館~パリのおしゃれ地区マレでエネルギー溢れる作品たちに出会う~