ブルターニュの旅行を終えてパリに戻り、
また どこかへ遠出することも考えましたが、
世の中の状況や 家計の状況(笑)も あり、残りの2週間はパリでの生活。
せっかくの お休みを頂いているので、この期間を有意義に過ごそうということで
先日、かねてから訪れたかった こちらの美術館へ行ってきました↓↓
ブールデル美術館 Musée Bourdelle です(^^)
彫刻家の巨匠 ロダンに師事した ブールデルの元自宅兼アトリエ
以前パリ15区を紹介する記事でも書かせて頂きましたが、
ブールデル美術館 Musée Bourdelle は、彫刻家 アントワーヌ・ブールデルの自宅 兼 アトリエを改装して造られた美術館。
あの彫刻家の巨匠、ロダンの弟子でもあった ブールデル は、独立後 ロダンと ともに「ロダン学院」を創設し 後進の指導にも力を注いだ 熱心な人で、20世紀の彫刻のパイオニアの一人です。
館内には 代表作「弓を引くヘラクレス」をはじめとする 膨大かつ多岐にわたる作品たちが展示されて、彫刻作品一つを取っても、石膏、ブロンズ、大理石、粘土など様々。
デッサンや絵画はもちろん、当時の写真などからも 彼の人生や仕事を覗くことができるようになっています。
館内の作品、アトリエなども 見どころ満載ですが、
さらに 敷地内の お庭にも 彼の彫刻作品が溢れ、とても美しいと定評が。
ちなみに 常設展は 無料というところも 嬉しいポイントです✨
15区の ひっそりとした路地にある美術館
それでは行ってみましょう♪
美術館は賑やかな モンパルナス地区から程近い、静かな住宅街の路地にあります。
エントランスを抜けると、まず最初に素敵な お庭が目に飛び込んでくるのですが、
とりあえず置いといて隣の展示室へ↓
入ってみると。。。
すっっっごい迫力!
代表作「弓を引くヘラクレス」も入口のすぐそばに!
こちらの展示室の作品は 巨大なもの多し!
「ロダン」の彫刻などを想像していたので、あまりの大きさに思わず息を飲みました。
写真だと上手くスケール感を伝えにくいのですが、
下の写真が一番伝わるかも。。↓↓
制作過程はきっと工事並みだな。。とか考えながら部屋をあとにし、
お庭を眺めながら次の展示室へ。
こちらの展示室の作品は小さめ。
主に色々な作品の習作やデッサンなどが展示されていました。
制作時の写真や手紙なども ありました。
展示室を出ると、もう一つのお庭が。
趣ある庭に ブールデルの作品が上手いこと溶け込んでいます。
祝日の静かな午後に訪問したので、
この素敵な空間を ひとり占め出来ました✨(^^)
続いての展示は、ブールデルの制作過程について。
こうやって見ると、
「彫刻」って作者の魂をも削るような、とても体力のいる創作活動だなと改めて実感します。。
さらに奥に進むと、見どころの一つでもあるアトリエに到着!
午後の光に照らされた作品たち。。
まるで 時が止まったかのような 不思議な空間。
しばし その世界観に浸りました。。
見学も いよいよ終盤、
2階の展示は こんな感じ↓↓
エントランスの方にある お庭も見下ろせるようになっていて、良い眺めです♪
再び 1階に戻り、最後の展示室へ。
ブールデルの描く絵画は、彫刻作品とは また少し趣が違って、新鮮でした。
最後は お庭で彫刻を眺めながら ベンチで休憩。
束の間の うたた寝。。
今回は 企画展は やっておらず、常設展のみの見学でしたが、
これだけの作品・お庭が堪能できるとは……!
個人的には お金を払っても良いと思えるほどの内容でした✨
ちょっとマイナーな美術館では ありますが、
彫刻が好きな方は かなり満足できる美術館だと思います🎶
ブールデル美術館 Musée Bourdelle
Adresse: 18 rue Antoine Bourdelle 75015 Paris
最寄駅: モンパルナス駅 Gare montparnasse、メトロ 12号線 Falguière 駅
開館時間: 火曜~日曜 10:00-18:00
休館日: 月曜日
入場料: 常設展は無料 、企画展は有料(金額は 展示ごとに異なる)
HP:https://www.bourdelle.paris.fr/
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