ドラクロワ美術館で優雅な日曜の朝

毎月恒例の日曜美術館訪問。

だんだんとパリで知っている美術館が増えてきました(^^)

今月は こちら↓

ドラクロワ美術館 Musée national Eugène-Delacroix に行って参りました✨

場所は 私が好きな地区の一つ、

お上品な地区 Saint-Germain-des-Prés サン・ジェルマン・デ・プレ の路地裏にひっそりとあります。

ここの一画は 雰囲気たっぷりで好きです

ドラクロワの元邸宅を美術館に

Eugène-Delacroix ウジェーヌ・ドラクロワ は、フランス 19世紀のロマン主義を代表する画家で、

あの、フランス国旗を高らかに掲げた女性が印象的な「 民衆を導く自由の女神」で有名です。

のちの フォービズムや印象派にまで影響を与え、多くのアーティストからオマージュを捧げられた、

芸術界で重要な人物とも言える画家です。

そのドラクロワがサン・シュルピス教会(美術館から近いので、そちらも ぜひ鑑賞して欲しいです!)の壁画を仕上げるために、1857年に移り住んだ アパルトマン兼アトリエ を改装したのが こちらの美術館。

国立の美術館で、ルーヴル美術館の付属となっています。

第一日曜が無料の美術館です。

ドラクロワの名残を感じながら。。

さて、いよいよ美術館へ。

門をくぐると中庭があり、奥に美術館の入口が。

本当に 「アパルトマンの一角」って感じです。

この こじんまりした感じが良い。

中に入ると すぐにチケット売場と小さなブティックがあり、

階段を上がって 展示室へ 向かいます。

展示数は そこまで多くはないのですが、貴重な絵画や習作などが 丁寧に展示されていました。

ドラクロワが ここで終末を過ごしたのか。。と感慨に浸りながら…

シェイクスピア
「ハムレット」を題材とした リトグラフ
パレットは 貴重!
色の使い方とか気になります。。
こちらは シェイクスピアの
「ロミオとジュリエット」

目玉のアトリエは。。

アパルトマン部分の展示が終わると、別棟のアトリエへと続きます。

扉を開けると、

広々としたスペースに たくさんの秀作が。

裸婦の絵は とても 美しいです。

アトリエは 結構見ごたえあり!

アパルトマンでも 展示されていましたが、

アトリエ でも ドラクロワの影響を受けた画家たちの作品が 色々と展示されていました。

私の好きな ルドンの作品も発見!

ちょっと嬉しくなりました🎶

そういえば、
テレビで「ドラクロワの影響を受けた」
って言っていたような気がする。

アトリエから続く素敵な中庭

アトリエを出ると、素敵な中庭に降りることもできます。

中庭から見たアトリエ

この時季は まだ ちょっと寂しい感じですが、それでも サン・ジェルマン・デ・プレの上品な雰囲気漂う、静かでロマンチックお庭(^^)

きっと夏場は お花も咲いて もっと美しいと思います♪

そして こちらのお庭、

なんと日本の企業、木下グループさんが改修支援をしていると 説明書きが。

こんな ところで 日本企業の名前が出てくるなんて、ちょっと意外でしたが、なんだか嬉しいですね✨

小さな美術館なので、

滞在時間は短めでしたが

しっとりとした雰囲気の中

ドラクロワの名画の数々を鑑賞できて、

素敵な日曜の朝になりました✨

サン・ジェルマン・デ・プレ界隈に行かれる方は、

街の雰囲気をたっぷり味わった後に

ぜひ ふらっと立ち寄って頂きたいです。

ドラクロワ美術館 Musée national Eugène-Delacroix

Adresse : 6 rue de Fürstemberg 75006 Paris

開館時間:水曜~月曜 9:38-17:30 (第一木曜のみ21:00まで)

休館日:火曜日、1/1、5/1、12/25

入場料: 7€

HP(日本語ページあり):http://www.musee-delacroix.fr/fr/

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ギュスターヴ・モロー美術館~パリ モンマルトルのふもとにある幻想的でロマンティックな空間にうっとり~
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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。