パリ住まいの敵!?アパルトマンの水漏れトラブルと女二人の奮闘記。

それは すこし前の出来事。

現在の住まいは のんびりとした閑静な住宅街にあり、

部屋も とても綺麗で、落ち着いた快適な暮らしを送っていたのですが…

ある日トイレの配管に水漏れが↓↓

「あぁ、大家さんに言わないとなぁ…」と思いつつも、

なんだか億劫で(←たまに出る面倒くさがり笑)、

1,2週間放置しておいたのですが、

そんなことをしていたら とうとう水道の元栓を閉じていないと頻繁に水が滴るように。

「これは 流石に まずい」と思い、

大家さんに連絡したら

「大変!じゃあ様子を見に行くね!」とのこと。

そして

「くれぐれも plombier プロンビエ(水道の配管工のこと)は 呼ばないでね!

と一言。

なぜなのでしょう?

ぼったくりが多い?!余程のことでない限り、プロンビエは最終手段。

パリの建物は古い建物が多く、水も硬水でカルキを多く含んでいるため、

(さらには工事がテキトー)

パリのアパルトマン生活は

とにかく水漏れトラブルが付きもの。

ここは プロを呼んで修理をしてもらう、という手は確かに楽なのですが、

ちょっとの修理でも高くつくというワナが(笑)

「出張料金」だの、

「ここも変えましょう」とか言いながら必要ない部分も工事して

ガッポリ儲ける、というのが常套手段なのだそうです😅

しかも今回 水漏れした部分は、基本的には 法律上 借主が修理費を負担する部分らしく(場所によるらしい)、

「だったらプロンビエは呼ばずに、自分たちで直しましょ」ということに。

写真でも お分かりのように、中のパッキン部分がダメになったというのが濃厚で、

これなら 自分たちでも修理できるでしょう、ということで、

大家さん(同世代の日本人女性)を呼んだのですが……

修理の はずが、まさかの水漏れが二か所に(笑)

取り急ぎのことだったので、

工具だけ持った大家さん到着!

とりあえず ネジ部分を締めなおす、ということをしたのですが、

水漏れは収まらず。。

「ここのネジは?」ということで、もう一か所のネジも締めなおしたのですが、

大家さん、ネジの締めすぎで 水漏れが二か所に😂😂😂

「わわわわ!!!」となったのですが、

お互いに仕事があり時間が迫っていたので、

とりあえずパッキンを購入して その日の夜にもう一度トライしよう、ということになりました。

そういえば 身近に「修理名人」が…!

修理内容は 大したことではないのですが、

今夜 きちんと直さないと、シャワーを浴びただけで水漏れが ひどくなるような状況だったので、

「ここは 今日中にどうにかしたい…!」と そわそわしながら仕事をしていたのですが(笑)、

ふと、

「あ、うちの職場に修理名人いたわ!」と思い、

その名人にアドバイスを貰うことにしました。

その名人は…

パトロン!(フランス語で店舗の責任者のこと)(笑)

パン屋は 機械類と共に仕事をする職業柄、少しくらいのことなら自分たちで修理しないと修理代が馬鹿にならないので やっていけないのです。

さらには パトロンの お父さんが元々 修理工だったらしく、

修理に関しては 生粋のサラブレッド✨

厨房で何かが壊れれば、みんな すぐさまパトロンを呼ぶという(笑)

工具も幅広く揃っていて、私も以前ベッドを組み立てるのに工具をいくつか借りたくらいでした。

そもそも フランスは 日曜大工が盛んで、

男性・女性問わず ある程度のことは自分たちでこなす人が多い印象ですね。。

(たくましくて よろしい)

で、話が逸れたのですが、

仕事中に(笑) 水漏れの写真を見せて

「これって こうやって修理すれば良いんだよね?」とパトロンに質問したら。。

実際に従業員トイレで修理のレッスンを受けることになり、

必要なものを全部貸してくれました✨✨↓↓

工具とパッキンセット

さらには

「もしも どうしようもなくなったら駆けつけるから、気にせずに電話しな」とまで言ってくれまして。。

本当に雇われたことに感謝✨✨(←修理のことだけでなく、純粋な気持ちですよ笑)

安心して仕事に集中できたのでした🤣

いよいよ修理。もう一人の助っ人現る?

仕事をきっちりと終え、帰宅。

すぐに大家さんも合流し、いよいよ修理をすることに。

と、ここで大家さんが

「ここの部屋の改装をする時に携わった同僚が、女二人だと心配だからビデオ通話を繋げだって!」ということで、

大家さんの同僚も ビデオにて修理に参戦することに(笑)

「配管をちゃんと支えて!」「ネジは斜めにならないように、きちんと垂直になるように!」と指導を受けつつ、

大家さんと私、代わる代わるネジを締めたり緩めたりしながら、

ようやく修理完了。

「本当に直って良かったね~♪また今度ご飯でも~」とか言いながら

すべてを終えて時計を見たら、

始めてから すでに1時間も経っていました😂😂😂


たかがパッキンごときの修理だったのですが、

奮闘の末 無事に元に戻すことが出来て一安心。

一緒に修理をした大家さん、

快く道具を貸してくれ、アドバイスをくれたパトロン、

そして ビデオ参加の同僚さん、

本当に感謝✨✨

「個人主義のフランス人」とは言うけれど、

いざという時は とことん助けてくれる人も多い。(まあ人によるが)

日本人からすると、たまに「ありがた迷惑」の時もありますが(笑)、

やっぱり魅力的だなぁと感じるのでした♪

良い思い出になりました☺

◎パリ住まい、トラブル多めです(笑)↓↓

フランス あるある?
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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。