パリ いつもと違う ガレット・デ・ロワ食べ比べ 3選 2022【スタンダードな味に飽きた方へ】

バタバタしたノエル、年越しを終えて 新年を迎えると、

立て続けに来るイベント エピファニー

これはイエス・キリストの誕生を確認し、世に発表した記念日で、

フランスではエピファニーの日には家族や友人たちが集まって、

ガレット・デ・ロワ(アーモンドクリームパイ)を食べるのが慣習となっています。

最近は 日本でガレットを見かけることも珍しくなくなってきていますよね(*´ω`)

そのガレットを皆さんに お届けするパティスリーは、

早ければノエル前から製造を始め、臨戦態勢に入っております。

そんなパティスリー・ブランジェリーで働く人間は、

言ってみれば 年が明ける前にガレットを味見し、

年が明けたら明けたで、好きなだけガレットを食べられる環境におりまして…(笑)

「飽きるんだよね~」と言いつつも、

ガレットが残れば「やっぱ美味い」と おやつにし、

でも「う~ん やっぱりヘビーだわ」を毎年繰り返しております。

今回は、そんな私のように(?)

スタンダードな味のアーモンドクリームに飽きた方々向けに

パリで食べられる ひと味違うガレット・デ・ロワを3つ、ご紹介したいと思います✨

ちなみに、昨年は 王道で攻めました↓↓

パリ 有名店のガレット・デ・ロワ食べ比べ 3選 2021【お一人様でもOKなガレット探しました】

La Maison du Chocolat

まず トップバッターは、 La Maison du Chocolat さん。1977創業の老舗ショコラトリーです。

取扱商品は チョコレートは もちろんのこと、チョコレートを使ったガトーも置いてあり、ガレット・デ・ロワの販売も行っています。

で、老舗ショコラトリーが作るガレットが こちら↓↓

Ganache des Rois  1人分 7€、6人分 45€

層が厚めのパイ生地は、パリパリザクザクで食感が良い。

中身はアーモンドクリームに カカオ66%のブラックチョコを練り込んだものです。

名前が「ガナッシュ」となっていたので、

まあまあ甘いクリームを想像していたのですが、

予想を良い意味で裏切って、甘さ控えめの大人のショコラ。

コーヒーやノンシュガーの お茶と合わせると最高かも。

HP : https://www.lamaisonduchocolat.com/fr_fr/galettes-des-rois-2022

anicia

「ガレット・デ・ロワ = パティスリーで買うもの」という認識が一般的ですが、

食いしん坊の国フランスでは、レストランでも味わうことが出来るんです✨

オーベルニュ地方出身のシェフがいる こちらの自然派ビストロ anicia さんでは

オリジナリティ溢れるガレットが味わえます(*´ω`)↓↓

Galette des Rois  1人分(1ピース ) 5€、6、7人分(ホール) 24€

それは なんと

シェフ出身地のAOP緑レンズ豆を入れたアーモンドクリームに、ブルーベリーを混ぜ込んだもの!

パイ生地は、厚すぎず、薄すぎず、絶妙なラインで食べやすいし、

何よりバターの香りが良い。

中身のアーモンドクリームは、

レンズ豆特有のホクホク感と、アーモンドプードルの繊維質を感じられる独特の食感で、

所々 混ざっているブルーベリーの甘さと酸味が良いアクセントになっています。

クリームの原材料の砂糖、バター、卵は 抑えめな印象で、レンズ豆の良さが引き立つガレット。

素朴で 暖かみのある味に癒やされました(^^)

ガレットは 1人前から オーダー出来ますし、テイクアウトも可能です。

火曜~土曜の 15:00-18:00 は、ビストロがサロン・ド・テになるそうなので、

おやつ時に行くのもアリかも♪

Adresse : 97 Rue du Cherche-Midi 75006 Paris

営業時間 : 火曜〜土曜 12:00-21:30

定休日 : 日曜・月曜

HP : https://www.anicia-paris.com/

Brasserie Rosie

続いてもレストランからの ご紹介♪

バスティーユ近くにある Brasserie Rosie さんは、素材に こだわった お洒落なブラッスリー。

今年 初めてガレット・デ・ロワを提供するという Brasserie Rosie さんのガレットがこちら↓↓

Galette des Rois  1人分(1ピース ) 6€、8人分(ホール) 33€

見た目からして普通のガレットと一線を画す こちらは、レモン風味!

通常、パイ生地はバターを小麦粉の生地で包んで作るのですが、こちらのものは 生地をバターで包んだ feilletage inversé というもの。食感は、普通のパイ生地と異なり、ホロホロしていて面白いです。

しかも ガレットの表面には 甘いサブレ生地?を乗せて焼いてあり、今までにない感じが高ポイント✨✨

中身のアーモンドクリームも、写真の「厚み」から分かるようにボリュームたっぷりなのが嬉しい。しかしながら 普通のアーモンドクリームのような重さはなく、レモンの爽やかな香りと 皮の ほのかな苦みが とても上品で、ペロリと食べられてしまいます(^^)

ガレットは もちろん1人前から お持ち帰り可能

訪問時、どの店員さんも とても気さくでスマートだったのも好印象でした✨

Adresse : 53 Rue du Faubourg Saint-Antoine 75011 Paris

営業時間 : 月曜〜木曜 12:00-14:30、19:00-22:30、

金曜 12:00-14:30、19:00-23:00、

土曜 12:00-15:00、19:00-23:00

日曜 12:00-15:00

HP : https://brasserierosie.com/


三者三様、どのガレットも 嬉しい発見があって大満足✨✨

個人的には、 Brasserie Rosie さんのガレットが一番気に入りました(*´ω`)

レストランなど、いつもとは違った視点でガレットを味わうのも

なかなか楽しくて良いものですね♪

今月末までがシーズンなので、皆さん ぜひ味わってみて下さい(^^)

Brasserie Rosie さんで
「特別なナフキンだから付けますね♪」
ということで、貰ったもの。
「このナフキンは キスを欲しがっています」(^^)

◎来年は ネタ切れか…?!(笑)↓↓

フランスのスーパーで買えるガレット・デ・ロワ食べ比べ 4選~安いからって あなどることなかれ!~

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。