某月某日、マレ地区をふらふら お散歩して サン・ルイ島に渡り、家路に向かう その途中のこと。
日曜日&観光客が皆無の サン・ルイ島は、いつにも増して静か。
そんな ひっそりした道の途中に、唯一と言ってよい、開いていた小さなお店。
覗いてみると、ショーウィンドウには可愛らしいパンが並び、店番のお姉さんが暇そうに本を読んでいる。。
「こんなとこでパンなんか売ってたっけ?」
と その時は そのままスルーして帰ったのですが(笑)、
気になるパン屋さんだったので、
先日の お休みの日に訪問して来ました🎶
Le Petit Grain というパン屋さんです✨
イギリス人シェフがオーナーのパン屋さん
Le Petit Grain さん、サン・ルイ島にある こちらのお店は 実は支店で、製造はなく販売のみ。
本店は パリ20区、ベルヴィル地区にあります。
本店 のすぐそばにある Le Grand Bain というレストランのイギリス人シェフ Edward Delling-Williams さんが オーナーのパン屋さんです。
クイニーアマンなどのヴィエノワズリー系や焼き菓子系に定評があり、小さな支店ですが オープン後すぐに界隈の人に人気のパン屋さんになったそうです。
お客さん1人が入れるくらいの店内。
商品は窓際に ちょこちょこっと、後は奥の棚に食事パンが並んでいます。
その他 厳選したフルーツジュースやジャム、ショップバッグなども売られていて、コーヒーもテイクアウトで味わうことができます。
クオリティの高いパンたち。
以下 今回購入した商品です。
値段表記がないものがあったのと、レシートを貰えなかったので、お値段は不明なものばかりですが(笑)、トータルで12,30€でした。。
Seigle 4 €
まずは食事系のパン、ライ麦パンから。
外側は がっつり焼いてあって、バリバリ!香ばしさが お煎餅のようで たまりません( ̄ー ̄)
しっかり焼き込んであるのに、中の水分量は良い感じに保たれていて、モチモチ。ライ麦の酸味も、ちゃんとありつつも くどくなくて、洗練された味でした✨
Croissant
これもまた外観が美しいクロワッサン。
発酵は弱め(?)で、生地がしっかりした、「パイ生地」のようなクロワッサン。「パン」というよりも「お菓子」に近い感じの味と食感でした。(フランスではクロワッサンはパティスリーのテリトリーになりますが日本的な意味合いで)
Kouign Amann amandes
口コミで評価の高かったヴィエノワズリーから もう1品。
フロランタンのようなアーモンドが散りばめられた クイニーアマンです。
生地にもひと工夫あって、カルダモンの魅力的な香りがクセになります。
クッキーとかにカルダモンを入れるのが好きで一時期ハマってたけど、クイニーアマンに入れるって発想、ありそうでなかった。。。勉強になりました!
Flan sarrasin
普通のフランとは色が違ったので、お店のお姉さんに聞いたら、「そば粉」を使っているという珍しいものだったので、即決。
味は……カフェっぽい?
若干塩気が強い感じもしましたが、舌触りも滑らかで美味。土台のパイ生地も文句なしでした。
鰻の寝床のような小さな お店で、
ともすれば気付かずに通り過ぎてしまいそうな お店ですが、クオリティは確か。
この味を お散歩がてら味わえるのはラッキーだなと思いました✨
本店は もっと商品の規模が大きいので、
もう少し色々な状況が落ち着いたら、足をのばして 20区の本店で色々試してみたいな。。
Le Petit Grain Saint-Louis
Adresse: 1 Rue des Deux Ponts 75004 Paris
営業時間: 水曜~日曜 11:00-19:00
定休日: 月曜・火曜
Le Petit Grain HP: https://www.lepetitgrainparis.com/
レストラン HP: http://www.legrandbainparis.com
◎こちらの お店もおすすめ↓↓
ブーランジェリー Le temps et le pain【パリ 14区にあるクオリティ抜群のパン屋さん】
パリ5区の個性派パン屋 Boulangerie Solques に行ってみた!