【続】人生初の外科手術がフランスになってしまった話。~抜釘手術 完結編~

去年の災難から月日は流れ…

【フランス】交通事故に遭って生まれて初めて救急車に乗ったシャレにならない話。

この時 右足首の骨を骨折し、

プレートで固定する手術を受ける羽目になったのですが、

「プレートを入れる → プレートを抜く」は、

若い人の場合 セットの流れでございまして…

(ご高齢の方などは 入れっぱなしの場合が多いそう)

ちょうど事故日から9ヶ月目にして

(本当に ちょうど!)

ついに そのプレートを抜く手術(抜釘手術)

受けてまいりました…!😮

本日は そのリアルレポートです!

病院が苦手な方は、

ここから先は 心して?読んでください(笑)

色々書きすぎて長くなったので、もくじ

前回と同じく、あさイチ集合。

私の通っている病院は、外科手術専門の病院で、

救急でない限り 午前中 → 手術、午後 → 問診 で回しているようで、

今回も 朝っぱらの 7:30 に受付集合。

一度経験があるので、

手術の手続きは慣れたもの(笑)

書類のサインや 費用の支払いを終え、

個室にて手術用の着替えを済ませます。

その後 看護師さんが来て血圧や脈拍をチェックし、

手術エリアへの呼び出しを待つのですが…

なかなか お呼びがかからない😅

こういう時って、

すぐに呼ばれて サクサク進む方が緊張しなくて済むのですが、

待てど暮らせど始まらず。

緊張と不安が順調に膨らんでいきました(笑)

ついに手術エリアへ!大丈夫だと思っていた下半身麻酔で…

小一時間が過ぎようとした頃、

ついに手術エリアへの案内が!

迎えに来たのは、前回と同じ

黒人のガタイの良い兄ちゃん。

手術エリアの肌寒さと最高潮の不安で

恥ずかしながら チビりそうになり、

「すみません、トイレ行かせてください…」と

一度エリアを出てトイレに行かせてもらいました😣


そして ついに手術の準備へ!

ストレッチャーに乗せられ、

まずは 抗生物質?の点滴に繋がれます。

それから ほどなくして麻酔医の先生が現れ、

個人情報を確認して、いざ麻酔注射へ。

寒さと緊張で ガタガタ震える中(笑)、

1本、2本と 必要な注射を腰に打っていきます。

「これを打ったら 身体が熱くなると思うけど、これが麻酔だからね」

と案内を受け、液体が身体の中に入る。

徐々に熱くなっていくのを感じると同時に…

急に気持ち悪くなり、視界が真っ暗に😨

「うぅ、先生、ちょっと…ダメです😵」

「?!どうした?何が どのように悪い?」

(うぅ、死にたくない…)

と 思った次の瞬間には 先生が私の下半身を持ち上げており、

視界は 元通りに。

どうやら 急な貧血を起こしたようです😥

(↑脊椎麻酔で起こる人がいるらしい)

大げさかもしれませんが、

多分 これが人生で一番の恐怖のピークでした😣


その後 数分で下半身が痺れ始め、

先生に「ちょっと足動かしてみ?」と

言われた時には、

本当に 魔法を使って石にされたかのように

(もしくは 金縛りの時のように)

足が動かなくなっていました!

「?!😶」と私が麻酔の効き目に少し驚いていると、

「Voilà !(ほらね) これで麻酔はOKだよ」と先生に言われました😮‍💨

だいぶ?あっさりと終わった手術。

麻酔が効いていると実感すると、

意外と恐怖心はなくなってしまい(笑)、

恐ろしいくらい冷静にオペを受けることに。

手術室に運ばれ、手術台に寝かせられ、

上半身は脈とか血圧とか、色々と測るものに繋がれ、

手術する右足には 盛大に茶色い消毒液が塗られ、

心臓より高い位置に固定されました。

手術当日の前、

麻酔医の診察を受けた際には

「手術中は 目隠しとかヘッドホンあるから怖くないわよ😉」

と言われていたのですが、

装着される様子もなく…

手術が始まる😂

流石に 直接手術している様子が見えないように

青い布が目の前に広げられていたのですが、

天井は 普通に見えるし、

なんなら ぼやけてはいるけれど、

自分の足が反射して写っているのが見えていました(笑)

それでも 何故か恐怖心はなく、

ぼんやりと手術が行われている様を眺めていました。

うーん、

なんか歯医者さんにいるのと変わらない感じ?

手術器具を ガチャガチャする音、

電気メスで皮膚を切っている音、

プレートが抜かれる感覚(痛みはないです)、

BGMに合わせて 先生が鼻歌を歌ったり、

口笛を吹く様子、

「糸は 〇〇番ね」とか指示を出す声、

助手の看護師さんのバカンスの ぼやき…

そうそう出来ない体験だったので、

ブログを書くためにも

色々と記憶に刻んでおきました。

(ビビりなんだか肝が据わっているのだか分からない🤣)

そして 30分もしないくらいで手術は無事終了。

そりゃあ プロだから当たり前なのですが、

あまりにもスマートな その流れに、

「いやぁ、職人だなぁ」と、

変なリスペクトが湧いたのでした。。

私の宿命?ここから退院までが長かった。

手術が終わると再び麻酔室に戻され、

麻酔が切れるのを待ちます。

その時が来るのは意外と早く、

麻酔室に戻され 10分くらいで

燃えるような痛みが。

前回よりは マシでしたが、

それでも痛いので 点滴で痛み止めを流してもらうことに。

「この薬で気持ち悪くなったら 別のに変えますから、具合が悪くなったら言ってくださいね」と言われ、痛み止めを入れたのですが…

案の定 吐きそうに(笑)

すぐに 先生を呼び止めて薬を変えてもらい、

血圧が元に戻るのを待っていました。

ひたすら待っていました…

先生たちも 困るくらい血圧が上がらない😅

(前回も それが原因で なかなか退院できず)

仕方がないので 血圧は 100を切っていましたが、

個室に戻され 回復食を食べて 血圧が上がるのを待つことに。(現在 14:30)

血糖値爆上がりしそうな回復食が こちら↓↓

ココア、クロワッサン、
ビスケット、リンゴのコンポート

ザ・炭水化物!!!

飲み物は コーヒー、紅茶、ココア と選べます。

手術して投薬した後に↑↑の飲み物って大丈夫なのだろうか…?

貪るように食べ、

再びベッドの上で

スマホをいじりながら数時間。

その後、執刀医の先生や、手続きの事務の人の面会があり、

最後に キネの人が 歩行確認のチェックに来て、

夕方頃 ようやく退院となりました😮‍💨

術後の経過は…

「抜釘手術は 骨が折れている訳ではないから、すぐに歩けるよ😉」とは言われたものの…

先生、やっぱ痛いですわ🥹

そりゃあ そうですよね、

切ったばっかりのところに体重かけたらズキズキしますわ。

術後 翌日いっぱいは、

よちよち歩きで 痛かったです😣

しかしながら、

下半身麻酔&骨折していないというのもあってか、

2日目以降からの回復が早かった🎶

4日目から ほぼほぼ いつも通りに歩け、

2週間後に無事に抜糸となりました😊


本当に とんだことになりましたが、

経験としては 非常に良い経験になりました。

でも

二度と手術はしたくない(笑)

怪我には くれぐれも気を付けながら、

健康な身体に 改めて感謝して

毎日を過ごしていきたいです😌

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。