【フランス旅行記】Nice ニース 150周年のカーニバルに大興奮!~早春の南仏旅行 3日目~

旅行3日目。

本日の予定は 午前中にシャガール美術館を満喫して、

午後からは なんと あの「ニースのカーニバル」に潜入していきます!

当初の計画では、カーニバルのこと自体 頭になかったのですが、

よくよく調べてみたら、滞在期間中にカーニバルの日程がバッチリ被ることが分かり、

「じゃあ見るでしょ!」と完全なるノリ(笑)で

途中で日程を変えて 今回のプランにしたのでした。

長くなるので、もくじ

シャガール美術館で 色鮮やかな名作たちに触れる。

まずは ニースに来たら行ってみたかった美術館の一つ、

Le musée national Marc Chagall シャガール美術館へ。

市内の閑静な高台にある美術館で、

国立美術館の中では、初めてアーティストが存命中に開館した美術館なのだとか。

シャガールの86歳の誕生日に開館したそうです☺

この日は 神奈川出身のアーティストの展示もあり、びっくり!↓↓

同郷の人が フランスの、しかも非常に著名な美術館に作品を展示するとは、

とても誇らしくて 嬉しくなりました(^^)

フランスを拠点に活動されているそうですね。
恥ずかしながら 今回初めて知りました。。

シャガールの作品は、と言いますと、

巨大なモザイク画や↓

ステンドグラス↓↓

色彩豊かな 数々の作品に うっとり…✨

そして 一番見たかったのが…↓

シャガール ブルーが美しい、

巨大な ステンドグラス✨✨

展示されているのは、コンサート会場としても使われているホールで、

席に座って ゆっくりと作品を鑑賞することが出来ます🎶

コートダジュールの海のような、深い青を見つめながら、

束の間の 静寂を楽しみました。来れて良かった☺

Le musée national Marc Chagall シャガール美術館

Addresse : Avenue du Docteur Ménard 06000 Nice

HP : https://musees-nationaux-alpesmaritimes.fr/chagall/informations-pratiques

祝150周年!ヨーロッパ三大カーニバルの一つに潜入🎶

さて、美術館から市街地に戻り、

午後からは これまた楽しみにしていた

カーニバル鑑賞へ🎵

まずは ニースのカーニバルについて さらっと解説をしていきましょう(^^)


ニースのカーニバルは、2月の中旬頃から約2週間、謝肉祭の期間に行われる大規模なパレードイベント。

その歴史は なんと1294年まで遡ると言われており、

当時のプロヴァンスの伯爵、シャルル2世アンジュ―公爵がニースにてカーニバルを楽しんだことが最古の記録として残っています。

1873年に 現在のようなパレードの形が整ったと言われ、これを第1回目のパレードとしているそうです。

ちょっぴり おどろおどろしい、巨大なハリボテの人形を積んだ山車や、カラフルな衣装に身を包んだダンサーやパフォーマーの軍団がマセナ広場周辺を行進。

イベントは 大きく3種類に分かれており、

まずは 毎年テーマの異なる、巨大なハリボテの王様 Roi du Carnaval が到着することによってカーニバルが始まる、昼間のメインパレード、

イルミネーションが美しい夜のパレード、

そして たくさんの花で彩られた山車が歩く、 Batailles de Fleurs 花合戦という昼間のパレードが カーニバルの期間中に開催されます。

戦時中にはパレードの中止を余儀なくされましたが、

それでも 脈々と歴史を受け継ぎ、

今年は なんと150周年という節目の年となりました🎉

これは 例年にも増して大盛り上がりしそうですね✨☺

カーニバルレポートの前に…ちょこっと お役立ち情報!

今回 私が見に行ったのは、メインパレード。

パレードの観覧は もちろんチケット制で、

マセナ広場で 座って見ることが出来るチケット(座席指定可)と、

公園の沿道で観覧する、当日早いもの勝ちの立見席の2つに大きく分かれています。

チケットは 公式サイトで事前に購入、もしくは 当日券も販売されていますが、

座って見たい方は 事前に購入するのがベストかと思います。

私は 10€の 立見席だったので、最前列でパレードを見る為に 早めに会場へと向かいました。

チケットには 「入場時にコントロールがあるので、開始時刻の2時間前には着いているように」と記載があるのですが、

立ち見のガチ勢は 恐らく 3時間くらい前から並んでいたかな?

私は 2時間前に並んで、どうにか最前列でパレードを見ることが出来ました✌

待ち時間が お昼時と被るので、列に並ぶ人は大体 お昼をテイクアウトして列で食べていました(笑)

さらには、開場までの待ち時間と、パレード開始までの待ち時間に備えて、

折り畳みの椅子を持参する強者も😂

あと、余談ですが、ニースの春の日差しは 既に強めなので、

長時間 太陽にさらされるパレード見学には、

紫外線対策必須です☀️

トイレについては、会場内には あるのですが、

開場するまでの待ち時間には、近隣に無料のトイレはないので、

こちらも 考慮しておいた方が良さそうです。

カーニバル公式HP : https://www.nicecarnaval.com/fr/

列に並んで…いよいよカーニバルの はじまり!

はい、長々と事前の解説すみません、

ようやく 開場して、立見席に移動。

パレードを盛り上げるアイテムも、

しっかり ちゃっかり売られていました↓↓

マスクや 袋に入った「紙吹雪」など。

私は 思わず 可愛らしい マスク型のマグネットを購入(←単純 笑)

そして開始時刻の14半を過ぎて ようやくパレードの 始まり始まり🎶

カーニバルのメイン、

巨大なハリボテの王様 Roi du Carnaval は…↓↓

デカい!!!

カーニバルの象徴、巨大なハリボテの山車は、 Ymagiers と呼ばれるアーティストがパレードのイメージをイラストとして起こし、それに命を吹き込むのが carnavaliersと呼ばれる山車の職人さんたち。

絵のデザインはユーモアと独創性、実際のデザインのしやすさなどを基準に

毎年選出されているのだとか。

どぎつい色彩、独特のフォルム。

写真で見た山車たちを生で見る臨場感と言ったら…!

こちらの山車は…

ビックテックが 悪魔によって操られているというもの😂

Amazon が Abuzon(abuser の意味を調べてみて下さい笑) 、Google → controle となっており、

恐ろしく 攻めている…!🤣

ビッグテックの上には ラスボスがいるってこと。
そして、ビッグテックの下に 庶民がいるってこと。

毎年 有名人をデフォルメしたり、風刺の効いたハリボテが いくつか登場するそうで、

さすがシニカルなフランスって感じですね(笑)

車で動かす 巨大ハリボテの他にも、

このような 人力ハリボテも(*´ω`)↓↓

これは 香水かな?

パフォーマーたちも 見応えバツグン✨✨

「世界」がテーマということで、世界中の様々なパフォーマンスが見れて

非常に楽しい🎶

中には 国のPRも兼ねて、現地から遥々フランスまで足を運んだ団体も!

中でも私が気に入ったパフォーマンスは、

高貴なヴェネツィアのパフォーマンスと↓↓

思わず みんな息を呑む…!

寒さも気合いで乗り切るブラジル軍団の気迫!↓↓

堂々としていてカッコいい。。

そして そして、

さすがメインパレード、

なんと 「花合戦」の山車もパレードに参加していることに感動✨✨

みんな美人✨✨

花合戦の山車は、

綺麗な お姉さまが ミモザを惜しげもなく観客にバラまきます。

みんな 歓喜(笑)

私も ひと房 貰いました☺

ホテルの お部屋で楽しみました🏵️

その後も 心が躍るパレードを 存分に楽しんで…

観客に 「スマイル」を求める おじちゃん。
竹馬?みたいなパフォーマンス!
これも間近で迫力あった…
様々な文化の融合。

滞在最終日を楽しんだのでした。。

日本もいて嬉しい(*´ω`)

短い滞在日数では ありましたが、

大いにリフレッシュが出来た旅となりました✨✨

まだまだ 知らない、知りたい風景は たくさん。

次の旅へ向けて、

明日から 節約&節制です😝

◎こちらも 久々に開催された大規模イベント✨↓↓

【フランス最大の蚤の市】リールの蚤の市 Braderie de Lille へ初潜入してきた!〜前編〜
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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。