【パリ】Le Musée Yves-Saint-Laurent で春を待ちわびる。~咲き誇るサンローランの花たち~

世界一 美術館が多い街、パリ。

大きい所から小さい所まで、様々なジャンルがあり、

定番の美術館でも

年中 何かしらの特別展をやっているので、

アート好きには 最高な街であります✨🎨

メトロ構内の広告、または ネットで

気になる展示を見つけることが多いのですが、

またしても かなーり気になる企画展が。

それが…

Le Musée Yves-Saint-Laurent

イヴ・サンローラン美術館の企画展✨

私は 特段お洒落でもないし、

モードを追うほどのマニアでもないのですが、

過去にもモード装飾品の美術館には訪れていて、

「デザイン」や「芸術作品」を見る感覚で

楽しんでいました🎶

(美しいものに ジャンルはない!笑)

で、なぜ こちらの企画展が気になったのかと

申しますと…

私の大好きな「お花」がテーマだから🏵️

ちらっと 展示写真を覗いた際、

その色とりどりの「花」のドレスたちに

魅了されまして。。

パリでは お花の咲き誇る季節は もう少し先。

冬の鬱々とした気分を晴らそうと(笑)、

即決で行くことにしたのでした😂

さぁ、美しいサンローランの花の世界へと

ご案内いたしましょう😉

世界的にも貴重なオートクチュールの美術館

様々な美術館が集まるパリ16区。

そこにある Musée Yves Saint Laurent Paris

イヴ・サンローラン美術館は、

かつてオートクチュールのメゾンだった建物を改装してできた美術館で、

1974年から2002年にかけて、

サンローランの作品たちは

ここから生まれました。

2017年の10月にオープン、

時期ごとに 異なるテーマで作品を展示する、

企画展型の美術館です✨

館内には

Fondation Pierre Bergé – Yves Saint Laurent 財団 収蔵による作品が飾られ、

クチュリエの高い技術力や

オートクチュール・コレクションの制作過程を学ぶことができます😊

偉大なクチュリエ 1人の作品を展示する美術館としては、

この規模のものは

「世界初」とも言えるそうで、

非常にレアな美術館なのであります☝

花、自然、文学…「美」を愛する人に勧めたい企画展

今回 私が 楽しみにして行ってきたのは、

“Les Fleurs d’Yves Saint Laurent” という企画展で、

簡単に言うと「花」をモチーフにした

サンローランのコレクションが展示されているというもの🏵️

実は こちらの企画展、

マラケシュのイヴ・サンローラン美術館で

先に展示を始めたものだそうで、

パリとマラケシュの美術館が 同じテーマで

プログラムを開催するのは、

今回が初めてなのだとか🧐

(そういえばマラケシュのマジョレル庭園は、

本当に素敵だった…→記事)

サンローランは 大の花好きで、

日頃から花や庭園に囲まれた生活をしており、

それがサンローランの創作の源となっていたそう。

自然が大好きということから、

多くのアーティストや小説家と共鳴する部分が多く、

特にプルーストの『失われた時を求めて』は、

彼の愛読書だったそうです。

展示では

プルーストの作品の引用文とともに

コレクションが並ぶエリアもあり、

まるでプルーストの本を読むかのように、

サンローランとプルーストの世界観

両方を楽しめることができる、

二倍美味しい企画展となっております✨🌸

生き生きとしたサンローランの「花」に心が軽くなる。

少し寒さの和らいだ日曜日の朝、

イエナ宮を越えて、本日の美術館へ。

セキュリティチェックを抜けて中に入ると、

元邸宅ということもあって、

非常に煌びやかな空間が広がっておりました✨↓↓

ゴージャス。

まずは 過去の作品の記事や

デザインの構想メモ、スケッチなど↓↓

ずらりと並ぶクロッキーは 圧巻です✨😻↓↓

なんかさ、

もうこれだけで立派な「アート作品」になっているのって、

もう天性のものですよね…↓↓

可愛すぎて欲しい。。

先程の空間で アイドリング?をした後、

ここから 本チャンの展示へ…!↓↓

オートクチュール展示 一発目は…↓↓

か、可愛い。。💕

色の組み合わせが まさに「春」!

近くには 色とりどりのスケッチも🎨↓↓

これも色使いが良き🎶

向かい側のドレスも 華やか✨↓↓

非常に凝った、立体的な造りで、

近くで見ると、その凄さは一目瞭然!↓↓

どれほどの手仕事がかかったのだろうと、

想像してしまいます。。

きっと ひとつずつ縫い付けたんだろうなぁ。。

めくるめくドレスたちのショーは、

見応え抜群!

その豊かな色彩もさることながら、

シルエットの絶妙なバランス感覚も、

洗練されていて素晴らしいですねぇ。。

なんというか、過度に派手でなく、

かと言って無駄を省きすぎていない、

「ちょうど良いフェミニンさ」が

個人的に良いな、と思いました😊

ドレスとは別に気になった展示が こちら↓↓

普段使いもできそうで めちゃくちゃ可愛い!😍

個人的には もうちょっとスズランのサイズを

控えめにしたら

いけそうだなと思いました💡

これなら白いブラウスをカスタマイズして作れそう…!

展示は まだまだ続きます🎶

お次の部屋も とっても華やか🏵️🏵️🏵️↓↓

そしてそして、

気になっていた

プルーストの作品の一節が記された展示が

こちら!↓↓

やっぱりプルーストって、

美しい文章書きますね。。(←何様 笑)

サンローランのドレスを

さらに芸術的に仕上げてくれています😌

ビジュアルで美しいものを生み出すのは、

それはそれで 尊いことなのですが、

「文字」で心が はっとするような美しい情景や香り、

空気を表現できるって

かなり難易度が高いし、

個人的に さらに「崇拝」の念が湧くんですよね。。

いやぁ、やっぱり良い。

良いんだけど、「失われた時を求めて」長すぎるのよ。。(笑)

でも これは やはり読むべきか。。

レ・ミゼラブルとともに

二の足を踏む作品の一つです😅


はい、気を取り直しまして、

この美術館の「目玉」とも言える 次の展示へ。

それが…↓↓

サンローランのアトリエの再現!!!

彼が以前使っていたアイテムたちが ずらり!

私でも テンションが上がるのだから、

これは ファンにとっては 堪らないんじゃないでしょうか?!

写真やイラスト、

デスク周りの小さなオブジェたちなど、

彼の人となりが分かるアイテムがたくさん😄

ついつい長居してしまいました✨


終盤には当時のショーの様子や ショートムービー↓↓

ドレス以外の細かい装飾品などを鑑賞↓↓

じっくりと夢の空間に浸り、

展示を後にしました😊

最後のミュージアムショップには…↓↓

センス抜群の書籍類、ポスター、

ポストカードなどが充実🎶

私も 何枚か見繕いました😉

ちなみに ポストカードは
マラケシュのマジョレル庭園でも購入出来ます😁

極彩色の花、生命力溢れる作品たちに

心が ぱっと晴れやかに🏵️

これで もう少し続く

どんよりとしたパリの日々を

なんとか乗り切ることができそうです😂

パリの長い冬に飽きてきた方(笑)、

ぜひ イヴ・サンローラン美術館で 心に春を🌸

Le Musée Yves-Saint-Laurent Paris

イヴ・サンローラン美術館

Adresse : 5 avenue Marceau 75116 Paris

最寄駅 : メトロ9号線 Alma-Marceau 駅

開館時間 : 火曜~日曜 11:00-18:00 (木曜のみ21:00まで)

休館日 : 月曜、1/1、5/1、12/25

料金 : 10€

※ 企画展 “Les Fleurs d’Yves Saint Laurent” は 2025.05.04まで

HP: https://museeyslparis.com/

◎一緒にハシゴするなら…🎨↓↓

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。