パリ装飾美術館 で Thierry Mugler のマジカルな世界へ…【有名デザイナーのオートクチュール展】

某月某日。

ノエルという 一年で一番の繁忙期の足音は すぐそこに。

(今年も恐ろしく時の流れが早い😨)

そこからはガレット・デ・ロワが終わるまで、一気に駆け抜けることになりそうなので、

時間に追われる その前に

ちょっぴり有休を取ってリフレッシュすることに。

フランスでは衛生パスが導入されてから早2ヶ月が過ぎ、

10月16日からは今まで陰性証明を取るために必要だった抗原検査が有料に。

「なら、ムダ金を払う その前に、出来るだけ美術館とか行っておくか」

と言うことで(笑)、

今回行ってきたのは こちら↓↓

ルーヴル美術館からも近い、Musée des Arts Décoratif パリ装飾美術館 です♪

見応え たっぷり!ルーヴル宮にある美術館

Musée des Arts Décoratif パリ装飾美術館 は、誰もが知る あのルーヴル美術館があるルーヴル宮の敷地内にある美術館。

1905年 開館。現在までに15万点ものコレクションを収蔵したそうです。


2006年にリニューアルオープンした際には、展示品を6000点までに絞り込んだそうですが、それでもかなりのボリュームの展示量。

時代の流れに沿って展示を分けており、古くは中世からコンテンポラリーまで、家具、金銀細工、陶磁器、絵画、彫刻、タピスリー…などなど、幅広いジャンルの装飾品を鑑賞することが出来ます。

平日にも かかわらず大盛況、Thierry Mugler, Couturissime 

さて、今回の訪問で最も見たかったのは、常設展ではなく企画展

それがこちらの Thierry Mugler, Couturissime ✨✨

Thierry Mugler ティエリー・ミュグレーは、フランス・ストラスブール出身のファッションデザイナー・カメラマンで、私は ちょっと疎いんですが、香水とかでも有名なんだそうですね(^^)

今回の企画展は、ミュグレーがパリコレクションなどで出品した歴代のオートクチュールなど 140もの衣装や、デザイン画、写真などが展示されているという、なんとも贅沢な企画展。

ネットで たまたま流れてきた記事を読んで、

「ぜひ これは行ってみたい!」と思った企画展でした。

一体どんな世界が広がっているのでしょうか。。

わくわくが止まりません(*´ω`)

華やかで刺激的!Mugler の世界。

エントランスを抜け、先ほどの階段をのぼって展示室へ。

扉を開けると、そこには圧巻の世界が。

企画展一番の目玉展示は、扉を開けて すぐそこにありました。

す、すごい…!!!

鮮やかな色彩、圧倒的な華やかさ。

頭の先から つま先まで、隙のない細かなデザイン。

これには みんな うっとりでした。

最初のブロックでは、昆虫や鳥などからインスピレーションを得たデザインの服が並びます。

「自然の美」を見事に落とし込んだ、素敵なものばかり。

そしてパンチある~!!!

爬虫類かな?

思いついて、実際に立体作品にして完成させるところが すごいですよね…↓↓

実際に着た際の写真もありました↓↓

撮り方も含め、芸術作品。。

こちらは 車やバイクがモチーフ↓↓ 

アクが強いけど、カッコいい…!

80年代テイストの服も ありました↓↓

こちらも なかなか奇抜ですが、まともに見える(笑)

歴代の広告写真↓を見て、初めて「あー、このブランドかぁ!」と一人納得。

この広告の写真、好きだから覚えていました(^^)

どれもオシャレなんですよ~

その他、当時のショーの様子を映像で見ることが出来たり、

曲が かかっていて、みんな ノリノリ。
私も つられるのを必死に堪えていました(笑)
だんだんフランスナイズされている自分…

各年代のコレクションのデザイン画などもありました✨

再び 様々なテイストの服を見て…

最後は、コメディ・フランセーズのために作った「マクベス」の衣装とデザイン画で 鑑賞終了!

最後の展示の迫力は すごかった…!

ミュグレーの華やかで刺激的な世界に興奮!まるでファンタジー映画を見た後のような高揚感を味わえました。

ミュグレーの ぶっ飛んだ想像力にも 感嘆しましたし、

何より、それを形にするパタンナーさんや、細かな手仕事をするクチュリエの皆さんにも 頭が下がる思いでした。

改めてモードの世界に尊敬の念を抱きましたし、パリにモードは不可欠だなぁ実感しました✨✨

こちらも 大ボリューム!の常設展

続いては、常設展の展示を一通りチェック。

中世から、コンテンポラリーまで、

細かな装飾品も含めて一つひとつ見ていたら、一日では見きれないほどの量!

日本のモダンデザインの展示もありました♪

個人的に好きだった展示は、

様々な国、年代のアクセサリーの展示と

創作意欲が湧きます…!

昔の部屋の様子を展示室ごと再現したコーナーでした。

住みたい or 泊まりたい。
1790年~1795年頃のサロン

その他、美術館所蔵の写真を集めた特別展示に思いがけず喜んだりして、充実の訪問を終えました。

こんなに色々お勉強出来て良いのかしら??

最後にミュージアムショップも 抜かりなくチェック。

私の大好物、ファッション・アート・デザイン系の本をメインに、

ポストカードやポスター、オシャレな文具や装飾小物も しっかり置いてあり、

こちらも長居出来そうな空間でした♪


最高の企画展に 充実の常設展、

得るものが多すぎて かなりの満足度でした✨

コスパ優秀の美術館の一つと言えるので、

まだ 行かれていない方は ぜひ足を運んでみて下さい(^^)

Musée des Arts Décoratif パリ装飾美術館

Adresse : 107 Rue de Rivoli 75001 Paris

最寄駅 : メトロ 1,7号線 Palais Royal – Musée du Louvre 駅、1号線 Tuileries 駅

開館時間 : 常設展 火曜~日曜 11:00-18:00

企画展 火・水・金 11:00-18:00、木 11:00-21:00、土・日 11:00-20:00

休館日 : 月曜日

入場料金 : 常設展+企画展 14€

※ Thierry Mugler, Couturissime  展 は 2022年4/24まで!

HP : https://madparis.fr/

◎「装飾」なら、こっちも気に入ってもらえるかも…!↓↓

パリのはしっこにあるモネの楽園、マルモッタン・モネ美術館で休日を満喫✨
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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。