骨折によって
半径 1km 圏内の生活から約1か月。。
ぷらぷら出掛けるのが大好きな私には、
この期間は 本当に しんどい期間でした…
(フランスの一番「良い季節」に動けないストレス😭)
しかしながら 人間は回復するもので、
リハビリも順調に進み、
ついに 先日「自由の身」に…!(マジで感動)
「今まで 動けなかった分を取り返すぞ!」と、
リストアップしていた 「行きたいところリスト」を見て
ウキウキしている今日この頃で ございます😆
そして先日、
ちょうど事故の当日に訪問しようとしていた「ある場所」に行ってまいりました🎶
それが こちら ↓↓
モンパルナスにある Musée de La Poste !〠
その名の通り La Poste 郵便局が運営する、
郵便に関する博物館です🎶
日本の郵便局とかも そうですが、
鉄道系とか、こういう事業所的なものに 謎に魅かれる私。
(↑ 同意する方も多いはず!)
ちょっとマイナー な場所ですが、
私個人としては 非常に刺さったので(笑)、
訪れてみることにした次第です😏
今回の訪問も ワクワクが止まらない…!
フランス郵便の「すべて」が分かる博物館?!
Musée de la Poste は、
1946年に開館した、フランスの郵便の歴史と文化を紹介する博物館。
モンパルナスタワーの お膝元にあり、2019年に大規模な改修工事を終えて再オープンしました。
フランスの郵便事業の発展と変遷を辿ることができる展示室や、100万を超える郵便切手、絵葉書など、貴重なコレクションを展示するギャラリー、 郵便をテーマにした現代アートや芸術作品を展示するアートスペースなどがあり、
見どころ盛りだくさん!
さらには 定期的に特別展やイベントも開催されており、郵便に関心のある人だけでなく、子供から大人まで、幅広い層の人々に楽しんでもらえるような場所となっております(*´ω`)
好奇心が くすぐられる、バラエティ豊かな展示
ではでは いざ見学へ!
見学は まず 最上階の4階まで上がり、そこからワンフロアごと降りていきます。
訪問したのは 週末の あさイチだったのですが…
マイナーな博物館のためか、
完全に貸し切り状態😂
おかげで 心置きなく じっくりと鑑賞することが出来ました✌
4階は、郵便の始まりと、配達方法の展示。
始まりは 馬車での配達 ↓↓
こちらが当時 馬車が走っていた経路の地図です ↓↓
結構 網羅されていますねー。
御者の制服↓↓
恐ろしくデカいブーツは、落馬事故から足を守るために鉄で出来ていて、
重さは なんと3kgも あったそうです😶
こりゃ、骨折のギプスどころの話じゃないや(笑)
馬車の様子↓↓
こちらは陸路から ちょっと離れて、
各国のエアメールを詰める袋↓↓
お国柄が出ていて 可愛い❤
郵便列車と郵便船↓↓ こういうの大好き!
う~ん、可愛すぎて 見ているだけで楽しい🎶 ↓↓
こちらは 航空郵便のコーナー↓↓
ポスターなどは 全体的に青で統一されていて
爽やかなイメージ✈️
見る展示の他にも、実際の会話の記録など、
音声で楽しめる展示も要所 要所にあり、
当時の臨場感が伝わってきて 非常に興味深かったです(^^)
こちらは 電報、電話、電子メールの展示コーナー ↓↓
小さい頃 祖父母の家に黒電話があったので、
ギリ使い方が分かる(笑)
30代半ばの世代がギリギリだと思います😂
続きまして 3階へ。
こちらは 郵便局員や郵便局がテーマのフロア。
実際の配達の映像 ↓↓
職場の近くに郵便局のハブがあるのですが、
パン屋と出勤時間が 同じ時も。
早朝出勤 同士、変な親近感が(笑)
郵便配達員をモチーフにした、
昔のポスターたち ↓↓
うん、可愛い。
こちらは 歴代 フランス郵便配達員の制服 ↓↓
昔の制服は シックで素敵だなぁ。。
フランスに お住まいでない方のために、
こちらが現在のユニホームです↓↓
一般住宅などに配達する配達員さんは かなーりラフで、
帽子はナシで、この時期は Tシャツに ポストのマークがついたベストを羽織っているだけです。
ちなみに パリ市内の手紙の配達は
リヤカーみたいな荷車を引いて、歩いて配達をしていることが多いかな?
ちなみに 各国の配達員さんの帽子の中に、
日本のも発見しました!↓
個人的お気に入りの展示、年末に貰える郵便局カレンダー ↓↓
現代に近づくにつれてキャッチーになっていますね(*´ω`)
1909年に起きた、郵便配達員さんのストライキの様子 ↓↓
まだまだ 面白い展示は続きます♪
郵便局の消印スタンプや 仕分け作業で使われていた備品のコーナー、
郵便配達員の1日をユーモアたっぷりに映した短編映画の上映など、
ついつい 見入ってしまう展示が たくさんありました(^^)
そして
このフロアで 個人的に非常に新鮮な発見だったのが こちら↓↓
気送管!
日本ではエアシューターとも呼ばれているそうです。
なんとなく存在は知っていて、昔 建物内で使われていたことは聞いていたのですが、
パリ市内の地下に こんなに↑気送管が張り巡らされていたとは…!
こちらが 実際の写真↓↓
1866年から構築され、
1934年には 136カ所のパリの郵便局すべてが気送管で結ばれていたそうで、
数十分で手紙が目的地に到着していたんだとか。
なんか…逆に今より スゴイと感じてしまうのは私だけだろうか。。😂
その他、昔の郵便局の雰囲気や↓↓
切手販売マシンなどのレトロ可愛い展示も楽しかったです♪
続いてのフロアは、2階のアートコーナー。
郵便をモチーフにした作品や、切手のデザイン画、
切手・ポストなどを「素材」として使ったアート作品などが並びます🎨
なんだか異世界に手紙が届きそう。。😂↓↓
こちらは フランスという国を擬人化した女性像、
Marianne マリアンヌの切手の展示 ↓↓
フランスで 昔ながらの郵便切手を買ったことがないので
(シールタイプは もちろんあります!)
今まで まったく知らなかったのですが、
新しい大統領が任命されるたびに、
新しいマリアンヌの切手のデザイン画が決まるそうですね✉
歴代大統領ごとに 切手のデザイン画が展示されていました↓↓
ちなみに こちらが現在の切手のデザイン画です↓
やっぱり なんだか今風ですね(^^)
そして 最後のフロアは…
ミュージアムショップ!
オリジナルの切手や、ステーショナリー、書籍などがあり、
Poste マークの入ったバッグや小物入れ、貯金箱、レゴブロックなどは
レア感があってオススメです✨
あと 脇に ひっそりとあったのが、
使用済みの古切手が入ったパック。
25枚~100枚単位で入っていて、テイストごとに まとめてあるので、
気になる方は チェックしてみて下さい😉
賑やかなモンパルナス界隈にあるのに、
ゆったりと見学出来るのが かなり良い!
常設展は 5€と お手頃価格なのに、
じっくり見たら 1時間以上は かかる充実の展示内容は
かなり満足度高いと思います✨
こんな穴場があったとは…
普段とは ちょっと違った美術館や博物館を楽しみたい方は、
ぜひ気軽に足を運んでみて下さい😊
Musée de la Poste
Adresse : 34 Boulevard de Vaugirard 75015 Paris
最寄駅 : メトロ4,6, 12,13 号線 Montparnasse駅 2 番出口 Place Bienvenüe
開館時間 : 水曜日~月曜日 11:00-18:00
休館日 : 火曜日
入場料金 : 常設展のみ 5€、特別展込み 9€
HP : https://www.museedelaposte.fr/fr
◎ これも 楽しかった。。 ↓↓
ヨーロッパ文化遺産の日①〜RATPパリ交通公団のミュージカル社会見学〜