Carte Vitale かかりつけ医の登録~一人で初めてフランスのお医者さんに行ってみた〜

フランスの健康保険 Secuに加入して

保険証 Carte Vitale も 入手。

この後に続くステップは、

ameli」という 健康保険のサイトの個人アカウントを作ること↓ と、

アメリはね、映画じゃないの、サイトなの。〜フランス 健康保険 ameliのアカウント取得〜

「かかりつけ医」を登録すること!

先日 ようやく かかりつけ医の登録を済ませてきたので、今日は そのお話。

「かかりつけ医」の登録って?

フランスでの医療は、

「かかりつけ医制度」というものを導入していて、どんな症状でも まずは かかりつけ医 médecin traitant で受診をし、必要があれば 専門医や専門病院へ 紹介状を書いて貰うシステムになっています。

かかりつけ医以外でも 受診はできますが、診察料は高くなるそうです。

登録の方法ですが、次の2つの方法があります。

①申請書を記入して郵送する方法

健康保険のサイトameliのページから、

Déclaration de choix du médecin traitant

という申請書をダウンロードして、 「Identification de l’assuré(e) ~」の部分を記入して お医者さんに持っていきます。

残りの部分を記入して貰い、本人と登録した かかりつけ医のサインを添えて

書類受付センターに送ります。

②病院にて 先生にオンラインで手続きしてもらう方法

こちらは、とても簡単。

診察の際に Carte Vitaleを先生に渡すと、

先生がカードを機械に挿入して、オンラインで勝手に手続きしてくれる方法です。


最近は②の方法が主流ですが、

どちらの方法で手続きができるかは

病院によって異なりますので、

あらかじめ確認しておくか、申請書を一応持参するとかしましょう。

お医者さん選びと おすすめの お医者さん検索サイト

で、大事な お医者さん選びですが、

大概の人は、総合医療を扱う médecin généraliste を登録するそう。

病院は、家の近くとか 通いやすい場所を選ぶのがおすすめです。

私がお医者さんを探すのに使ったサイトは、

Doctolib というサイト。

専門分野や地域ごとに お医者さんが検索出来て、予約状況や初診受付が可能かなども分かります。

サイトにアカウントを登録すれば、

病院への予約も オンラインで出来るので、とっても便利です。

今回 私が選んだお医者さんは、

近所の cabinet medical (色んな分野のお医者さんが入ったビル)。

通いやすいのが何よりですし、色んな分野のお医者さんが 一つのビルに入っていれば、何か必要があった時に便利かなと。

médecin généraliste の他に、歯医者、精神科、日本の整体みたいな科、エコー専門医などが在籍してました。

予約日 当日。

いよいよ 予約の日となりました。

ちょっとドキドキしながら、

まずは 受付で「〜時からの予約で来たんですけど…」と伝えると、

担当の先生の名前と自分の名前を尋ねられ、待合室で待つように指示が。

ちょっと余談なんですが、待合室に入る時と出る時、 皆さん 待ってる患者さんに挨拶します。日本では ない習慣なので、「へ~!」と思ったのと、「挨拶に厳しい フランスらしいな。。」と1人納得してました…

で、待ち時間です。

フランスの病院は 予約が基本ですが、それでも 待ちます(笑)

時と場合によりますが、私は結局30分待ちました…(>_<)

そろそろかな。。?と思った頃、

診察室のドアが開いて 先生に呼ばれました。

挨拶しながら中に入ります。

フランスの診察室は、先生の書斎みたいな感じ。日本とは 違って、プライベート感が漂います。

先生は、初老の ちゃきちゃきした女性の方(^^)

職業を尋ねられ、

「ブランジェです」と答えたら、

「もー、お腹すいちゃうわ~」と陽気に笑ってました(笑)


さて、本題の診察。

「かかりつけ医の登録」の件を話し、申請書を見せると、

「オンラインで出来るから、そっちでやりましょ」とのこと。

Carte Vitaleを先生に渡して 手続き開始。

生年月日、電話番号、アレルギーの有無、既往症歴、服用薬の有無、家族の既往症歴などの質問に答えます。

あとは、今現在の健康状況とか、女性の場合だと、婦人科系で何か問題がないかとかも聞かれます。

予防接種についても 聞かれますが、日本とフランスの予防接種の文化が違いすぎて、驚くお医者さんが多いので ご注意を。

フランスでは、25歳まで予防接種があるそうです。特に破傷風とかは 受けた方が良いらしい。

私は ワーホリ時代に職場で負傷して受けたので(専門病院に連れてかれた) そのことを伝えたら、大丈夫でした。

あとは、血圧を計って、聴診を受けて、終了!でした。

お会計は、

診察室で 先生が行います。

これも 日本と違って、お会計で 再び待つ必要がないので、らくちんだなーと思いました。

支払い金額は25€でした。

数日後には、Secu と Mutuelle(個人で入る医療保険)から払い戻しがあります。


以上が 「かかりつけ医の登録」でした!

Secu と Mutuelle の連動も どうにか完了したし、これで ようやく安心!

まぁ といっても 身体は丈夫なので、

病院に行くことは稀ですが(笑)

これで 手続き関係は、

ビザの更新以外 特にないかな。。

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。