某月某日。
プロヴァンス旅行から帰ってきて数日後。
何日か前から夜中に行くトイレの回数が増え、
いよいよ 様子がおかしいなと思い出した日の朝、
微熱と酷い寝汗で目が覚める。
腰の辺りには気持ち悪い痛み。
ずいぶんと昔に 同じような症状を経験したことがあったので、
これは膀胱炎か、腎臓系の不調だなとすぐに気づき、
「まずは かかりつけ医に相談だ」と思って、すぐに Doctolib(オンラインでお医者さんを探して病院の予約が出来るサイト)と にらめっこ。
が、
フランスにお住いの方ならご存じかと、思いますが、
この国は「バカンス大国」。
お医者さんだって もちろんバカンスをがっつり取るのです😂
もちろん、予想はしていましたが
案の定、予約を取れるのは10日先。
救急車を呼ぶほど激痛がある訳ではないのですが、10日間待てるか怪しい状況だったので、とにかく最短で予約を取れる泌尿器科にダイレクトで予約を取りました。
そうは言っても、見てもらえるのは、3日くらい後。
少しでも、状況を改善すべく、薬局で市販薬を買うことに。
ただ薬を買う場所と侮ることなかれ、心強い相談相手になってくれる街の薬局。
とにかく すぐ行動、家からすぐの薬局へ駆け込み、
「膀胱炎の薬が欲しいのですが…」とお願いしました。
膀胱炎は フランス語で Cystite と言います。
薬剤師の方に症状を聞かれたので、
色々と説明したら、
「それは膀胱炎より症状が悪化しているかもしれないから、出来るだけ早く病院に行って下さい」と言われ、
「水をたくさんとって、酸性の食品、かんきつ類やコーヒー、お茶などは避けて下さいね」と、
色々とアドバイスを頂きました。細やかなアドバイスで、とても参考になりました。
フランスの医療機関は、急患でない限り ほぼ すべて予約制で
日本のように行きたい時に行けないこともあるので、
こういった時に、薬局の薬剤師さんは 心強いなぁと実感しました。
で、購入した薬が こちら↓↓
クランベリーエキスの、自然由来の お薬でした。
病院の薬と違って、即ウィルスを撃退すると言った効き目はありませんが、
今は とにかく出来ることを!ということで服用を始めました。
後は、腰・お腹を温めたりして安静にしていました。
泌尿器科へ。ここでもフランスならではの洗礼。
痛みのピークを越えて、落ち着いてきた頃に ようやく泌尿器科へ(なんだかなー)。
病院でスムーズに説明出来るほど、自分のフランス語には自信がないので(笑)、
自分の症状を、日を追って細かく記入したメモを先生に見せて状況を説明しました。
その後触診をして、薬と尿検査の処方箋をもらい、
「ラボにて尿検査を受けた後から薬を飲んで下さい。結果が出たらすぐにそれを病院に送って下さい。その後薬を続けるかどうか判断します」と説明されました。
そうです、完全分業制のフランスの医療は、
泌尿器科へ行っても、尿検査はラボで受けなければいけないのです。
…マジで面倒くさい!
翌朝ラボに直行して すぐに尿検査、その日から薬を飲みだしました。
尿検査の結果を待たずに薬を飲み始める…
他の在仏の方のブログも見てみましたが、みんな この順序です。
うん、日本では考えられないかも(笑)
これが、処方された お薬↓↓
お医者さんから処方された お薬は、街の薬局にて貰えます。
服用を始めて、3日くらいで ほぼ症状が改善されました。
尿検査の結果と その後。
ラボに行ってから、2日後くらいに結果が。
内容は、「ウィルスなしの血尿」でした。
すぐにメールにて結果を泌尿器科へと送付しましたが…
返事が来ない(笑)
若干イライラ気味で、こちらから電話をかけると、
「あー、メール届いていますねー、まだ痛いなら薬出しますし、大丈夫そうなら薬は必要ないですよー」とのこと。
…そんな感じで大丈夫なの??
少しゴネてみると、今度はエコー検査の処方箋が。
面倒だな~、と思いつつも、せっかく処方箋もらったんだし、念のため見てもらおうと決めて、今度は Échographie エコー検査専門の施設へと…(苦笑)
そしてエコー検査をしてもらい、
腎臓など特に異常なし、で今回の件は終了しました。
幸い、大事には至らなかったので結果オーライなのですが、
改めて、
フランスの医療は面倒くさすぎる!!
特に バカンス期間は、それが倍増するので、
本当にフランスでは病気になれないなぁ…
か、少しでも異変があったら、電光石火のごとく行動しないとな…
と
実感した夏の終わりなのでした( ̄ー ̄)
◎こちらも参考に。↓↓
フランスで、血液検査と尿検査をやってみた。【セルフ健康診断!検査の流れを簡単解説】