近所の観光名所、カタコンブ・ド・パリ。
いーっつも 行列が出来ていて、
「みんな よく並ぶなー、私も 一度は行っておかないとなー」
とは思っていたのですが、
「まぁ 近所だから いつでも行けるし…」
と思って ずっと行ってませんでした(笑)
パリに来て もうすぐ一年。
プライベートの時間も かなり出来て、余裕十分な 今日この頃。
「今週は 大した予定も ないし、行ってみるか」ということで、
ついに カタコンブを訪問して参りました！
カタコンブ・ド・パリとは？
カタコンブ Catacombes とは 「地下墓地」を意味し、ここパリのものは 世界最大規模であり、なんと約600万体もの遺骨が納められています。
本来、カタコンブは 初めから墓地とすることを目的として造られるものですが、
パリのカタコンブは その昔、街づくりの為にあった地下採石場を再利用したもの。
パリ市内にあった大規模墓地を閉鎖した際に発掘された遺骨の移転場所に過ぎず、当初から埋葬を目的として造られたのではないそうです。
日本人には ちょっとマイナーな観光名所ですが、欧米の方たちには 大人気だそうで、オフシーズンでも かなり並ぶ(行列がない日を見たことがない)、人気観光スポットです。
行列へ挑む！
カタコンブは 本当に「並ぶ」ことで有名。平均待ち時間は 1時間2時間は 当たり前。
待つのが嫌な人たちの為に、時間指定の予約ができるチケットもネットで購入できます。→https://www.billetterie-parismusees.paris.fr/selection/package?productId=101387403785
が、通常チケット＝14€ に対し、
時間指定チケット(オーディオガイド付き)は 29€！
ごめんなさい、私は 並びますわ。。(^^;
ということで、
オープン30分前に カタコンブへ。
天候が悪いにもかかわらず、
すでに そこそこの列ができてました。
時間指定チケットの列が ぐんぐん進むのを横目に待つこと一時間、ようやく 中へ！
まぁ 一時間くらいなら、私的には許容範囲内です✨
いざ、探検！
セキュリティを抜けて、いざ地下へ！
墓地は地下20m。螺旋階段を使って降りてゆきます。
地下まで たどり着くと、まずはカタコンブを紹介するパネルが。
カタコンブの地下トンネルは
パリ市内全域に広がり、
約500kmにもおよぶそう。
そこを抜けると、下のようなトンネルが結構長く続きます。
カタコンブ内の平均気温は14℃。
夏でも、です！
ひんやり&妙な湿度は、夏に行った方が怖いかもしれません。
しばらくして、
ようやく遺骨のあるエリアが近づいてきました。
そして、
ここからが入口です！
骨、骨、骨、骨……
みっしりと詰まってます。
かなり整然と並んでいて、
不気味というより、
見事！
たまに遊び心があったり(笑)
途中途中、
「命」の儚さや「生」のあっけなさが書かれた詩などもあったりして、考えさせられます。
ここに埋葬されている人たちは、
いろんな人が訪れて、パシャパシャ写真を撮られて、どんな気持ちなんだろう。
暗くて せまーいお墓に いるよりかは、寂しくなくて良いのかな？
それとも 落ち着かないのかしら？
とか、考えてしまったり。。
そんなこんなで 冥界散歩を終え、
再び階段を登って、この世へ。
出口のミュージアムショップが、
秒速で私たちを現実に引き戻してくれます(笑)
かなり 好みが分かれる観光地ですが、
私としては、行けて良かったかなと思います♪
人の骨に囲まれることなんて、
普段ないですから(笑)
西洋画で 時々目にする、
髑髏のそばで死を想う人たちを思い出しました。
「死」に対して考える時間を持つキッカケになり、予想外に有意義でした✨
カタコンブ・ド・パリ Les catacombes de Paris
営業時間: 火曜～日曜 10:00-20:30
休業日: 月曜、1/1, 5/1, 12/1
入場料: 予約なし 14€, 予約あり29€
入口: 1 avenue du Colonel Henri Rol-Tanguy (place Denfert-Rochereau) 75014 Paris
入口の最寄駅: メトロ4,6号線・RER B線 Denfert-Rochereau 駅
出口: 21 bis avenue René-Coty 75014 Paris
出口の最寄駅: メトロ4号線 Mouton- Duvernet 駅
見学所要時間:45分
HP(フランス語):http://catacombes.paris.fr/
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