【パリ】MEP ヨーロッパ写真美術館の企画展 Science / Fiction に行ってきた🎶

一番最初に

Maison Européenne de la Photographie

ヨーロッパ写真美術館を訪れたのは、

かれこれ 5年くらい前のこと。

(改めて 自分の在パリ歴に びっくり😣)

ヨーロッパ写真美術館 ~写真好きの方におすすめしたい、パリジャンからも定評のある穴場美術館~

その後も 何回か気になる企画展を見に行ったのですが、

ここのところ こちらの美術館は ご無沙汰で。

ですが、今回

なかなか そそられる企画展が開催されていたので、

休日に ぷら~っと行ってきました🎶

以下 ゆるめな展覧会レポートです😊

しばしのあいだ お付き合いくださいませ。

マレ地区にある人気の企画展型美術館

メトロ1号線 St-Paul 駅 からすぐのところにある

ヨーロッパ写真美術館 (通称 MEP)は、

古い邸宅を改装して出来た美術館で、1996年にオープンしました。

定期的に展示内容が変わる企画展型の美術館で、

週末の午後にもなると

行列ができることも しばしばある、

人気の美術館です✨

3フロアにわたる充実の展示スペース

もちろんのこと、

36000もの書籍や映像作品などを収蔵する

図書室(平日に閲覧可能)、

定期的に上映会やシンポジウムなどが開催される試写室

バラエティ豊かなブックストアなどもあり、

たっぷり「写真」を楽しみたい方には

オススメのスポットとなっております😆

 

植物の神秘的な世界  Science / Fiction

今回 気になって見てきた企画展が、

Science/Fiction — Une non-histoire des Plantes (2024.10.16-2025.01.19)

植物をテーマとした展示で、

植物を 芸術・テクノロジー・科学と絡めた作品が並びます。

私は ↑↑の真ん中の作品に魅かれて

今回 訪れることになったのですが、

これが このあと

「ほほぅ…」というサプライズとなりました😶

では いってみよう🎵


エントランスで チケットを購入し、

いざ 展示フロアへ!

道中?、次回の企画展のポスターが貼ってありました↓↓

昨年の Paris Photo でも拝見した名言↓↓を横目に、

1階の展示室へ。

写真は「撮る」ものではなく「創る」もの。

さ、鑑賞開始だ!

初めのパートは 「識別可能な作品」ということで、

ぱっと見で「植物」と分かる作品が並び、

このあと 徐々に「SF世界」へと

パートが移行していくそうです🧐

この時点でも なかなか参考になるし、

なにより、背景の壁の色のチョイス(↑の写真)がイケている…!

「写真」の展示だけでないのが、

この企画展の良いところ!

↓↓は 花の開花や植物の動きを捉えた映像作品🎥

こうやって見ると、動きが人間や動物より遅いだけで、

立派な「生き物」だということを実感させられます。。

しかも ほかの種にはない、実に神秘的な動き。

一番 神様に近い動きのような気がする。。

他にも様々なスタイルの作品が たくさん🎶↓↓

サイアノタイプ × 植物はテッパンよね。。↓↓

青焼き : 紙に感光液を塗り、
紫外線を当ててプリントする技法

個人的に

こちらの作品群が かなり気に入りました🥰↓↓

詳しくは分からないが、

おそらく写真の上に植物を乗せて、

また写真を撮る、という感じかな?

絶妙な配置と色のバランスが素敵でした✨


さ、フロアを移るごとに SF度が増していきますよ~

こちらは チェルノブイリ原発事故から生まれた作品↓↓

なんとなく放射能の恐ろしさが伝わってきます…

こちらは 植物にブラックライトを当てて撮影した映像↓↓

スピーカーから流れる声?音?が

なんとも神秘的&不気味な映像を増幅させます。

こりゃあ 何とも言えない感覚だ…

こちらは ビーズクッション完備(笑)の

映像エリア↓↓

皆さん リラックスした体勢で満喫しておりました😉

こういう のびのびとした展示の仕方、好きです👍

その他にも 刺激的な作品を鑑賞して…↓↓

私が 当初気になっていた作品を鑑賞!↓↓

10分くらいの映像作品で、

植物のような、生物のようなものが

鮮やかな色彩の中で、

うごめいているというもの。

色彩は非常に豊かで、

自然と没入してしまうような世界観なのですが、

なんとも言えない異質さ。

鑑賞後に 解説を読んだら…

なんと 画像生成AI Stable Diffusion を使って
創作されたものでした😮

いやぁ、納得。。

数年前 ある写真コンテストで

AIで生成された画像が賞を取ってしまったということもありましたが、

(その後 応募者はネタばらししました)

芸術と AI の繋がり方も、

これから(というか今?)

考えなければならない課題だなぁと

改めて実感しました🤔


続いて もう一つの展示、

アルゼンチンの映像作家による作品を鑑賞して…↓↓

最後に こちらも お楽しみ?の

ブックストア📚へ!

常時 置いてある作品集から、

今回の企画展で展示された作家の写真集まで

充実の内容✨

しばし 立ち読みを楽しんで(笑)、

今回の訪問を終えました😄

日本の写真集も結構ありました✌

久々の MEP でしたが、

今回も 充実の見ごたえ!

最近は 植物を使った抽象的作品を考え始めたところだったので、

(普通に写真を撮るのに飽きた笑)

非常に参考になったし、

また いくつかアイディアも降りてきたので、

とても良い収穫になりました🎶

アクセスの良いマレ地区にあるので、

気になる方は お買い物のついでに

ぜひ行ってみて下さい😊

Maison Européenne de la Photographie

ヨーロッパ写真美術館

Adresse : 5/7 rue de Fourcy 75004 Paris

開館時間 : 水曜・金曜 11:00-20:00, 木曜 11:00-22:00, 土曜・日曜 10:00-20:00

休館日 : 月曜・火曜、1/1、5/1、12/25

料金 : 14€(ネット), 13€(チケットカウンター)、年間パス40€

HP: https://www.mep-fr.org/

◎パリで写真を見るなら…📸↓↓

【パリ】アンリ・カルティエ・ブレッソン財団で、ウジェーヌ・アジェの古き良きパリの写真を。
Jeu de Paume ジュ・ド・ポーム国立美術館 でイタリアの前衛写真に刺激をもらう。

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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。