【パリ】Lézarts de la Bièvre~アートを身近に。左岸アーティストのアトリエ開放に お邪魔してきた~

某月某日。

仕事から帰りポストを開けると、

何やら気になるものが。↓↓

なにか「イベント」を予感させるビジュアル。

読んでみると

「アーティストのアトリエ開放」ですと?!

しかも 開催場所が めちゃくちゃ行動範囲内(笑)

ということで、先日 わくわくしながら、お散歩がてら訪問してきました♪

今回は そのレポートです(^^)

貴重な体験!パリ5区、13区で活動するアーティストのアトリエを覗き見。

Les Lézarts de la Bièvre は、パリの5区、13区で活動するアーティストのアトリエを定期的に一般に開放するために作られた協会で、2000年に創設されました。

名前の Bièvre は、かつて この界隈を流れていた川の名前から付けられたそうです。

現在では 絵画、彫刻、写真、陶磁器、織物、モザイクなど 約60のアーティストが参加し、毎年 6月にアトリエを開放しているとのこと。

普段は まず訪れることの出来ない、アーティストの活動の場に訪れて 作品を鑑賞したり、コミュニケーションを取ることの出来る「アトリエ開放」は、非常に素敵で魅力的なイベント✨✨

さすが「芸術の国」ならではです(*´ω`)

素敵な発見が いっぱい!穏やかで温かい時間。

それでは 案内を持って さっそくお散歩♪

今回のイベントは、4つの訪問ルートがあり、

今日のブログでは 私が好きなカルティエ Butte aux Cailles 地区の様子をお届けします。

アトリエは ギャラリーとは違って、アーティストが主に「活動をする場所」なので、

路面にあるようなテナントではなく、アパルトマンの一室という場合が多いです。

ですので、訪問者が分かりやすいように、

この日はポスターと カラフルな風船が目印として飾られていました(^^)↓↓

まず1軒目は…

写真家さんのアトリエでテンションが上がる↑↑

中庭に こんな風に飾るなんて やっぱりセンスある!

この日の眩しいくらいの晴天に 作品が良く映えます。

私は カメラを提げて訪問していたので、それに気が付くと、

「お、その機種良いよね!ちょうど フィルムカメラ買ったから見せるよ」と

カッコいい二眼レフカメラを見せてくれました(^^)

ちょうど、子連れの方も 訪問されていて、子供たちにレンズを覗かせたり、

軽くデモンストレーションをして下さったり↓↓

子供の好奇心を活かすのって大事。。

こんなに アートが身近で、子供の頃から たくさんの作品を目にしたり体験できることって、本当に素晴らしいことだし、恵まれていることだなぁ。。と つくづく感心しました。


続いても 素敵なアトリエ。↓↓

3人の方が展示をされていて、一人は 織物の作家さんのアトリエ。

その作家さんは 「自然光で作品作りをしたい」ということで、天窓から めいっぱい光が降り注ぐ、静かなアトリエで作業されていました。

大きな機織り機と製作途中の作品を間近で見られたことは、とても貴重でした✨✨

どのアーティストさんも 温かく穏やかそうな方が多く、でも静かな情熱を秘めている、

人間的にも魅力的な方が多い印象でした。

そして、どのアーティストさんも

アトリエ自体が 素 敵 空 間!!

特に中庭とかに緑があって、

「マジで ここに住みたい。。」そんな感じ。

(私も 現在 お気に入りの物件におりますが笑)

やはり作品作りには 「心の平穏 = 静かで癒される環境」って大事ですよね。。

こちらのアトリエ↓は、アパルトマンの殺風景な中庭を通り、急な階段の上(結構疲れる笑)にあるのですが。。

階段抜けの眺めが最高!

アトリエに訪れた皆さん、先に この景色を写真に撮るという。。😂

何軒か 家が並んでいて、どこの おうちも これまた緑が溢れていて 居心地が良かったです。

その他、はっとするような美しい青の陶器を造るマダムの おうちや、

ポップな絵画を展示している「隠れ家」のようなアトリエなど、

様々なタイプの芸術に触れることが出来ました。

Butte aux Cailles は、「ストリートアートのある、閑静な住宅街」くらいにしか思っていませんでしたが、

こんなにアーティストのアトリエがあるとは。。

建物の外側からだと分からないんですよね。

職場の同僚が「あそこは アーティストの村だよ」と言っていたのが、

ここで ようやく腹落ちしました。

散歩中 「私 ここに一度は住んでみたいのよ。」という誰かの言葉をすれ違いざまに聞いて、

「分かる、分かるよ~!」と心の中で叫んでいました(笑)

やはり Butte aux Cailles は パリジャンまでもが憧れる、素敵な地域なのだと、

改めて愛着が湧きました☺

アーティストとの邂逅、このカルティエの魅力の再発見、と

こんなに素晴らしい体験をして良いの?!と思えるくらい、

充実した土曜の午後を過ごすことが出来ました✨✨

こんなにアートに囲まれた環境にいられることに

改めて感謝の気持ちが湧いたと同時に、

やはり これは何か不思議な「運命」なのかな、とも感じました。

アート好きの皆さん、この貴重な体験を ぜひとも来年味わってみて下さい(*´ω`)

この地域の お散歩も オススメです♪

Lézarts de la Bièvre

HP : https://www.lezarts-bievre.com

◎大好きな癒し地区(*´ω`)↓

Butte aux Cailles〜パリ13区 可愛らしい住宅街をのんびり散歩〜

◎アート好きなら ぜひ この夏に!↓

【フランス旅行記】オクシタニー旅行6日目〜コリウール 後編〜
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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。