もう かれこれ2年近く、新種のウィルスとの戦い?が続いている状況ですが、
お陰様で プレゼントを貰うこともなく(笑)、健康に毎日を過ごしておりました。
が、
某月某日、フランス在住4年目にして、
初めてのアレにノックアウトされました。
そう、例年この時季にフランスで流行る、アレ。
ガストロ!
今日は フランス在住なら一度は罹るであろう、ガストロについて、
身をもって体験したリアルレポートを書いていきたいと思います♪
もくじ
ガストロとは?
フランスで 冬場になると流行る病気の中に、ガストロ というものがあります。ガストロとは、フランス特有の病気という訳ではなく、Gastro-entérite=胃腸炎のことを指すそうです。
細菌性のものもありますが、主にノロウィルスなどのウィルスが原因のことが多く、手を洗う習慣が あまりないフランスでは、学校や職場で流行り出すと、一気に感染が広がるそうです。
(去年は ガストロは面白いくらい流行らなかったのに、みんな油断し始めている証拠ですね)
感染源は お馴染みの生牡蠣や食べ物、感染者の吐しゃ物や便などの飛沫から感染します。
潜伏期間は1~3日で、主な症状に、嘔吐、下痢、発熱、頭痛などがあります。
症状は48時間で大体治まりますが、便からのウィルスの排出は1~2週間ほど続くこともあるそうです。
私の症状24時!
それは 突然やってきました。
夕食を済ませて、2時間くらい。
いつもと違って消化が遅い。見る見るうちに胃が膨れる、膨満感が凄くて眠れない。
その後1時間後くらいで吐き気に襲われ、後を追うように下痢が。
本当に、
毒を盛られて、身体がそれを凄い勢いで出そうとしているような感じでした。
私の場合、1時間に一度のペースでトイレにこもる感じで、
一睡もしないうちに出勤の時間が(夜中3時)。
フランスに来て初めて病欠しました(+_+)
下痢は 出すものを出したら落ち着いたのですが、
嘔吐は 吐くものがなくなっても、胃液を吐く くらいの勢いでした。
そして、「ガストロの時はコーラを飲め」という情報に辿り着きます。
とりあえずスーパーが開く朝の7時まで耐え忍びました。
「ガストロ=コーラを飲め」は 本当だった?!
朝7時。
まだ吐き気が残る中、残った力を振り絞ってスーパーへ直行。
帰宅して すぐにコーラをぐいっと飲みました。
その後も 少しずつ飲み続けて1時間…
なんということでしょう!
症状が マジで治まった(笑)。
37℃の熱と、強い関節痛(特に下半身)は残っていたのですが、
吐き気は 治まり だいぶ楽に。
それからは 脱水症状をリカバリーするためにコーラ1.5リットルと水を交互に飲み続け、夕飯には お粥まで食べられるようになりました。(←個人差があるので、無理に固形物を食べる必要はありません)
次の日の午後には出勤、2日後には ほぼ完治しました👍
この「コーラ」という民間療法は、
実際にフランスのお医者さんも進めるくらいのもので、日本で言う「ポカリスエットで水分補給」に当たるのかもしれません。
コーラの炭酸が胃の不快感を軽減したり、糖分を摂ることが栄養補給にもなるんですかね。
医学的なことは 分かりませんが、コーラに含まれているカフェインも、症状の緩和に一役買っているのかと。(よく、お薬とかに「無水カフェイン」が書かれていたりしますよね)
個人差は あると思いますが、元々健康体の方なら、コーラだけで 治っちゃう可能性大ですので、
騙されたと思って、一度試す価値ありです✨
同僚に教えてもらった お薬。
そんなこんなで、翌日出勤すると、
みんなに「大丈夫?!」とマジで心配されました。(初の病欠だったので)
もちろんガストロの辛さを知っている先輩しかいないので(笑)、
同情の念と、罹ったら こうしろ、ああしろのアドバイスが凄かった。
(こういう時のフランス人の懇切丁寧なアドバイスに愛を感じます)
やっぱり「水分補給が第一」ということと、
こんな薬が良いよとか諸々教えてもらいました。
↓の Vogalib は、吐き気の症状に対応する、短期集中型の錠剤。
飲んで数時間すると、吐き気を催してウィルスを無理矢理出させるという荒療治な?お薬と聞きました。(同僚談)
まあとにかく、こういった症状の時はウィルスを出すことが一番重要なので、
症状が長引かない限りは、吐き気止めや下痢止め、解熱剤は使わずに頑張るしかないのかな?と思いました。
しかし、どこで感染したのだろう?
(手洗いうがいは、コロナ前からデフォルト)
その前日に買ったパン?とか考えていたのですが、
よくよく話を聞いたら、職場の売り子さんが2人、
私より先にやられていました…
その線が濃厚かな?
今となっては どちらでも良いのですが。
いつかは、なるだろうと思っていたガストロ。
もう二度となりたくないけど、
まあ良いブログのネタになりました(笑)
後厄の最後の締めくくりに罹って、
「さすが厄年😂」と思ったりも。
今年は ようやく厄年が抜けるので、世の中はカオスだけど、
個人的に穏やかな年になることを祈りたいです…!
◎ 生きていると風邪もひく、色々ある。↓↓
フランスで膀胱炎になった話。~夏にフランスで病気には なれない~
まさかのVélib’盗難と人生初?!の盗難届の提出。