ある日、アパートに帰宅すると、入口に こんな貼り紙が。
「電気とガスのメーターの検針員が
4/25 木曜日
8:00~12:30 の間に来ます。」
「検針員がメーターを見られるようにしておいて下さい」とのこと。
これが 日本なら、「あ、そうですか」で スルーになると思いますが、
フランスだと「はぁ?平日の8:00~12:30なんて無理でしょ!」ってなるんです。
日本「え、だってメーターって外にあるから、検針員の人が勝手にやってくれるでしょ?」
フランス「…フランスは、メーターは家の中にあるんだよ。。」(大抵のおうちが)
そう、メーターは家の中にあるんです。
住人がその場にいないと、検針員さんはメーター検針できません。
貼り紙には、
「どうしても留守の場合、鍵を隣人や管理人に預ける、もしくは、消費電力を書いた紙をドアの前に貼っておく、で対処して下さい」とのこと。さすがフランス(笑)
たとえ管理人さんでも、家の鍵を預けるのは なんか信用ならないし、そもそも 早朝4:00に家を出る私に、管理人さんを起こすことは出来ません。(超迷惑)
消費電力を貼っておくという、テキトーなやつも なんか躊躇してしまう。。(笑)
電気の検針は半年に1回で、その検針で半年分の電気代が請求されるのですが、「最低でも 一年に1回は、きちんと検針して実際の消費電力を計測しなければいけない」と但し書きが。
今回は 免れたとしても、半年後は 逃げられない。
「うーん、どうしたものか。。」と考えていると、「そういえば、入居して間もなく、電気のメーター新しく替えたよな。。」と思い出し、「最新式のメーターなら、メーター検針の度に人を家の中に入れるとか、煩わしいことをしなくて済む、みたいな画期的な やつになってたりしないかな。。」と淡い期待を抱き、調べてみることに。
ちなみにこれがメーター。
「Linky, edf」で調べてみると、なんと私が期待した答えが!
https://particulier.edf.fr/fr/accueil/contrat-et-conso/compteur/compteur-linky.html
“Plus besoin d’attendre un technicien d’Enedis pour relever votre compteur électrique ou changer sa puissance…”
「もうメーター検針や変圧作業の為に、作業員を待つ必要はありません…」
“suivi conso toujours plus précis, économies d’énergie… “
「常に正確な電力消費量が分かって、電力節約に役立つ…」
などなど、とても便利なシステムらしい。
これで この件は無事解決!
家の中にメーターがあるなんて、なんてフランスは不便なの!と思いましたが、見方を変えると、それだけ日本は 電気メーターを 誰でもいじることの出来る外に置いてもトラブルがないということだし、フランスLinkyのシステムは、日本でも 普通に可能な技術だから、人口が減る一方の日本でも、そのうちメーターの検針員の職は なくなるんだろうなぁと思ったり。(この仕事に就いている方には申し訳ないのですが)
たかが 電気の検針、されど電気の検針、
何か色々 発見がありました。。