【パリ】オベルカンフのパン屋さんGRAINE~新米だけれど、実力派?!ワクワクする素敵なパン屋さん~

なんとなく その気取りすぎない雰囲気が好きで、

しばしば訪れたくなる Oberkampf オベルカンフ界隈。

オベルカンフ通りには とにかく美味しそうな お店や魅力的なブティックが多く、

通るたびに幸せな気持ちになっております(*´ω`)

で、もちろん魅力的なパン屋さんも いくつかあり、

その中で 「いやぁ、ここは 美味いな。。」と前々から感じていた お店が。

よく見ると 2021年の BIOパン フランス大会優勝しているではありませんか!

「では チェックしなければ!」ということで、今月 行ってきた お店が こちらの…↓↓

GRAINE さんです♪♪

オープンして 約1年半。素材に こだわるパン屋さん。

オベルカンフ通りの 賑やかな商店街にある ブーランジェリー GRAINE さんは、

昨年 2021年の5月にオープンしたばかりの新米パン屋さん。

にもかかわらず、昨年の Prix Concours Nationale Pain BIO (BIOパン フランス大会 )では優勝を果たすという、

素晴らしい実力の持ち主でもあります。

素材に非常に こだわり、粉のほとんどが 有機農家さんのBIOのものを、

バゲットには FORICHER という製粉所の Label rouge(ラベル・ルージュ、フランス公認の高品質を保証する目印)の粉を使用しています。

ヴィエノワズリーやパティスリーでは、

なんと日本人もご存じの あの有名なバター、エシレバターを使っているとのこと。

素材本来の 旨味を味わえそうで、これは なかなか楽しい訪問になりそうです(^^)

こじんまりしているのに、バラエティ豊かな商品たち。

それでは 中の様子を。

製造工程を自由に見学できる、ガラス張りの製パン厨房の隣に お店の入口が。

入口から すぐのところには、

まずパンのショーケース↓↓

パンは クラシックなフランス流のパンの他にも、イタリアのフォカッチャ、イギリス風の食パン、北欧風のパンなど、バラエティに富んでいて 選ぶ楽しさがあります♪

お隣はヴィエノワズリー↓↓

この上に パウンドケーキやマドレーヌなどの焼き菓子がありました。

こちらにも 正統派のラインナップの他に シナモンパンや メロンパンもあり、

「お客さんに新しい世界を発見させたい」というマインドが感じられます。

(というのも、フランスでは 日本ほど「新商品」というものに力を入れない傾向があるのです。だいたい お決まりのラインナップ、という お店が多い😅)

続いては パティスリー。

パティスリーは よくあるパティスリーのラインナップではなく、控えめな印象でしたが、それでも 気になる商品が色々とありました↓↓

フラン、高さがあって美味しそー!

サンドや惣菜パン類↓↓

こちらも種類は控えめですが、丁寧な仕事ぶりを感じられます。

サンドイッチって、移動中に中身が出てきて
大惨事になることが たまにあるのだけれど、
タコ糸で縛ってくれているところに配慮を感じる。
具材も たくさん!

そこそこ混んでいる時間帯に訪れたのですが、どの売り子さんもテキパキとしていて、

スムーズに買い物が出来ました(^^)

陳列も見せ方が綺麗で、買い物していて自然とウキウキしました✨

安定の美味しさ、納得の価格。

それでは、気になる本日の購入品を!

Baguette Tradition  1,20€

少々細身でコンパクトなサイズのバゲッド。

こちらの お店では 長時間発酵を得意としているそうです。

細身&皮がやや厚めで しっかりとしているので、

皮の香ばしさや食感を楽しめるバゲットになっております。

中身は 粉の甘みもあるのですが、

どちらかというと キリッと あっさりしていて、料理の味を邪魔しない感じ。

この日は 牛肉の赤ワイン煮込みと合わせたのですが(特売の牛肉で。珍しくガッツリ料理した笑)、もう文句なしの120点満点でした✌

Pain au Quinoa  13,00€/kg

食事パン系のチョイスは、「キノア」の文字に魅かれて こちらを。

キノアとシリアルの入った、超健康的なパン。食物繊維が豊富だそうです。

生地は水分量が多くてモチモチ&キノアとシリアルのプチプチ感が好き(^^)

味も キノアによるものなのか、独特の風味と甘みを感じられます。

表面のダッチ(上新粉をイーストで発酵させたもの)の塩気と食感がアクセントになっていて これまた良い!

野菜多めのサンドイッチと相性が良さそうです✨

Pain au chocolat  1,30€

層は まずまず綺麗な パンオショコラ。

訪れた時間帯や 天候にも よるかと思いますが、

パリパリという食感では なく、「ふんわり」とした食感。

味も バターが強すぎとか、甘みが強すぎとかなくて

ちょうど良いバランス感。

気軽に食べるのに持って来いな商品でした♪

Melon Pain  1,90€

ヴィエノワズリーのショーケースを覗いた時に その顔があり、

「お!」と 即決したメロンパン。

フランス人系のブランジェリー(恐らく日本人の従業員は いないはず)で

ジャパニーズのパンに出会うなんて、なんという偶然!

シンプルながらも、可愛らしいフォルム。

周りのクッキー生地は 薄くて さっくり。

味も 変に砂糖が多いとかでなくて、とてもナチュラル。

中の生地は ふんわりモッチリで、絶妙な弾力が とても良かったです。

良い意味で「手作り感」があって、子供の おやつに食べさせたくなるようなパンでした☺

Paris Graine  5,60€

食後のデザートに、瓶に入った「ポータブル」スイーツ。

自宅から ちょっと遠いパン屋さんでスイーツを買うのって、

スイーツを無事に持ち帰るまでナーバスになりがちですが、

こういった瓶タイプだと、安心して持ち運びが出来るので

より気軽に購入出来ますよね(^^)

一言で 言うなら、

容器に入ったパリ・ブレスト。

しっかり固めのプラリネクリームの中に、プラリネペーストの入ったシューが入っているという、まさに「逆転の発想」スイーツ!

プラリネクリームが好きな人には、クリームをガッツリ味わえる、

満足度の高い 嬉しいデザートです😋

ねっとり、ふわっとしたバタークリームの食感と、シュー生地のシュワッとした感じ、プラリネペーストのシャリッとした食感のコントラストが良い。

表面に まぶされたヘーゼルナッツとプラリネペーストもポイントです(^^)

ちなみに、瓶は洗って持っていくと、

次回いくらか瓶代を割り引いてくれるそうです。


正統派のラインナップから、ちょっと一捻り加えた商品まであり、

バラエティ豊かなのが とても魅力的!

このくらいの規模感で、ここまで充実しているのは本当に素晴らしいと思います♪

品質は もちろん良いし、お値段も良心的☺

お店作り的にも参考になるパン屋さんでした✨

GRAINE

Adresse : 54 Rue Oberkampf 75011 Paris

営業時間 : 月曜〜金曜 7:00-20:30、土曜 8:00-20:30

定休日 : 日曜日

Instagram : https://instagram.com/graine.paris?igshid=YmMyMTA2M2Y=

◎11区、強いんだよなぁ。。↓↓

パリ 11区のブリティッシュ・ベーカリー TEN BELLES BREAD【コーヒーショップが手掛けるパン屋さん】
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投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。