夏の読書感想文 in フランス 。【読んで良かった!おすすめフランス語の本3つ】

本日は、ずっと書いていなかった(笑)フランス語関連の記事!

某ウイルスが猛威を振るうようになって、DELFの受験は なんとなく流れたまま、そちらの勉強は すっかりなのですが(まぁ最低ラインのレベルは取ったし、急がなくてもね…)、フランス語に触れることは 日々行っていまして。。

今年は 既にフランス語の書籍を5冊ほど読みました。

自分としては、なかなかのハイペース♪

今回は、今年読んだ本の中から

「面白かった!」と思える本を3つ、紹介したいと思います✨

調べてみたら、2冊は日本語訳版も出ているそうなので(リンクあります)、

「フランス語で読破するのは…」って方で、日本に お住まいの方は、

日本語版から読んでみるのも良いかもしれません。

では、行ってみましょう(^^)

Le Monde est clos et le désir infini 

著者 ダニエル・コーエン

まずは 堅めの「経済」の本!

著者 ダニエル・コーエンは、フランスの経済学者。パリ経済学校の教授です。

ホモサピエンスの歴史から、人類史、宗教史、経済史、生物学、人間の心理…と、様々な視点から総合的に 過去から現在までの「経済」が分かる本。

「賢者は歴史に学ぶ」まさに そんな感じです。

「資本主義」「経済成長」の限界を指摘している部分は、2016年に書かれた本であるにもかかわらず、今 まさに人類がぶち当たっている問題なので、なかなか すごいです。(というか経済学者の間では、この頃 既に危惧されていた問題なのでしょうけど)

改めて これから人類が向かう先は どこなのか、考えさせられる本です。

ちなみに、こちらでは「 2026年の11月に、地球上の人口が爆発して大問題になる」、「もう少し したら人類は働かないで自分の心を満たす文化的、精神的な活動をして生きてゆける」などと述べられています。

果たして どんな未来が私たちを待ち受けているのでしょうか?!

文章は ちょっぴり かたいですが、読みやすいです。

語彙的には 専門用語もあるので、そこそこ辞書を引く回数が多かったです。

日本語版では「経済成長という呪い」で出版されています。

Nymphéas Noirs

著者 ミシェル・ビュッシ

こちらは、どきどきミステリー!

著者は ルーアン大学の教授で、本作は数々の賞を受賞した傑作。13の言語に翻訳されています。

舞台は、モネゆかりの地ジヴェルニー!実在する建物や道路など、そのまま物語に出てくるので、なんか臨場感があります。

「あんな美しいところで殺人事件が起きるなんて…」と友人が苦笑していましたが、身近な場所が舞台だからこそ、惹きつけられる魅力があります。

ジヴェルニーに住む、3人の女性を軸に、ある殺人事件が展開していくのですが、

場面展開が こまめに切り替わりメリハリがあるので 読んでいて飽きないし、文章も非常に読みやすい。なぜだか分からないですが、日本人にも すんなり入ってくる印象です。

登場人物の描写も丁寧で、推理小説で肝心な(というか どの物語もそうか)心理描写も結構きちんと書かれている感じ。

最後の最後、

急転直下の展開は、

「…うん?…え?……マジか!!」となり、

一気読みしたくなる面白さです!

さすが 数多くの賞を総なめしただけあるミステリー。

語彙に関しては、基本がある人なら そこまで辞書を引く回数は多くないかな。

日本語版では「黒い睡蓮」というタイトルで出版されています。

Dessiner Encore

著者 CoCo

こちらは漫画ですが、

2015年に起きた シャルリー・エブド襲撃事件に居合わせた、シャルリー・エブド社の記者本人が

その実体験を綴ったシリアスな内容。

「キラキラ夢の国」という側面だけではない、フランスの「リアル」や「闇」を理解するには、とても良い本だと思います。

イスラム問題、言論の自由など、大きなテーマについて考えさせられる他にも、

記者がシャルリー・エブド社を愛する心、物を伝えることに真摯に向き合う人々の姿などを通して、多くのことを学ぶことができます。

ただ、個人的な見解ですが、

こちらの本は あくまでも被害者の目線で描かれており、

イスラム側の気持ちは あまり描かれていません。

もちろん人を殺めることは許されることではありませんし、

被害者側からしたら「常軌を逸している」としか思えませんが、

アジア人など第三者目線 から見ると、

やっぱり お互いが お互いを理解していないのかな…と思えて、

この問題は、「解かれることのない永遠のテーマ」なのかも。。と

ちょっと暗い気持ちにもなりました(笑)

漫画と言っても、事件が起こるまでの詳細などを説明したページもあるで、読み応え たっぷり。

普通にスラングで書かれているセリフが多いので、

言い回しとか、それはそれで勉強になるかな。


私は 広く色々なことに興味があるので、その時々で気になった、様々なジャンルの本を読んでいますが、最初は 自分の好きなジャンルに絞って読んでも良いと思います。

徐々にジャンルを広げていけば、自然にボキャブラリーも増える(^^)

私も ようやく

「読書が好きで、読みたい本が たまたまフランス語だった(つまりフランス語は 目的ではなく ただのツール)」というステージに入ってきました。

しかしながら 吸収できることは依然として山ほどあるので、

これからも地道にやっていきたいと思います!!!

◎語学は楽しく自然に身につけたいですよね~。↓↓

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投稿者: 青空

パリ在住のブランジェ。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得し、現在に至ります。

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