ギュスターヴ・モロー美術館~パリ モンマルトルのふもとにある幻想的でロマンティックな空間にうっとり~

毎月 第一日曜(美術館 無料の日)は

月イチの楽しみ、美術館訪問。

だんだん恒例になってきました(^^)

今回 訪れたのは、こちら!

ギュスターヴ・モロー美術館

場所は9区、モンマルトルの丘の ふもと にある美術館。

19世紀末の象徴主義の画家 ギュスターヴ・モローが、1852年から暮らしていた自身の邸宅を用い、つくられた美術館です。

4階からなる こちらの美術館は、2階部分は彼のアパルトマンで 書斎、食堂、寝室などが公開され、3階4階は、数百点の絵画や水彩画が展示されている巨大なアトリエになっています。

仕事場と私生活の両方を覗くことのできる、 素敵な美術館です。

ギュスターヴ・モローって?

フランス象徴主義における先駆者的画家。パリ生まれ。(1826–1898)

個性的な色彩表現と、「女性的」と言われる繊細な描写で 神秘的・幻想的な作品を数多く残しています。作品の題材は聖書やギリシャ、ローマ神話を使ったものが多く、その解釈はギュスターヴ独特のもので、独自の精神世界を映しだしています。

それでは 行ってみましょう♪

1階のエントランス部分は、チケット売場と小さなお土産コーナーで、画集やポストカードなどが販売されています。

そして、入口からすぐに階段が のびていて、2階部分へつながっています。

2階の住居部分はこんな感じ↓↓

寝室
書斎
食堂

「こんな お家に一度は住んでみたい…」

と、思ってしまうほど、優雅で素敵な空間。

実際に ここで暮らしていたと思うと、

なんか感慨深いですね。。

家族の肖像や、友人テオドール・シャセリオー、エドガー・ドガから贈られた作品などが展示されています。

廊下の雰囲気が、
「よそのお宅にお邪魔してる感」を
感じさせます。
日本の絵を見つけて
ちょっと嬉しい♥️

住居部分に見惚れたあとは、

いよいよ この美術館のメイン、

3階4階のアトリエへ!

階段を登っていくと…

こちらの階段は
インスタグラムで人気らしい。

広い部屋 一面に展示された絵画たち!

見たかった景色です✨

彼の絵は繊細で、人物をふんわりしたタッチで描いていて、

なんだか心が柔らかく穏やかになります。。

館内には、

このような完成した「作品」の他にも、

画材や

デッサンなども 豊富に収蔵されています。

デッサンの数は4000点以上!

こちらの美術館、

デッサンの展示方法が ちょっと面白くて、

このカーテンの奥に…

パネルがあって…

絵本のように 捲りながら見るようになっています。

ユニークですよね?

大量かつ貴重なデッサンを

効率よく展示する為の画期的なアイディアですね✨

A4サイズにも 満たない紙のデッサンから、

ここまでの 美しい絵画を生み出せるなんて。。

その「創造力」に 感心しきりです。

一つのアパルトマンくらいのサイズの建物なので、ゆっくり見ても 1時間ちょっとくらい。(それでも 3,4階は見ごたえありますが)

常に 人がたくさんいるような美術館ではないので、

昼下がりに ゆっくり訪れて

午後の陽射しが差す アトリエで

のんびりと 幻想の世界に浸るのが おすすめです✨

牛に惚れた 女神パシパエ
最近 某動画で
ギリシャ神話を学んだばかりなので、
見つけて興奮!(笑)

ギュスターヴ・モロー美術館 Musée national Gustave Moreau

開館時間: 火曜日以外の10:00-17:15

(その他の休館日 1/1, 5/1, 12/25)

※2019/10/14~12/6までは 工事の為に閉館予定です!

入場料: 7€

Adresse: 14 rue de la Rochefoucauld,75009 Paris

HP(日本語ページあり・最新情報は フランス語ページをおすすめします): https://musee-moreau.fr/

◎こちらも良い。。。✨↓↓

ドラクロワ美術館で優雅な日曜の朝 
No votes yet.
Please wait...

投稿者: 青空

パリ在住。 パン職人が本業だが、マルチ・ポテンシャライトとして 現在 奔走中。 2015年に初のフランス1人旅をしてフランスの魅力に取りつかれ、2016年ワーキングホリデービザにて1年滞在。帰国後 再渡仏の為に奮闘、2018年10月に念願の労働ビザを取得しました。