先月の
Salon de la Photo の興奮冷めやらぬまま、
早 1ヶ月。
【パリ】Salon de la Photo 2024 に今年も行ってきた🎶~写真好きならマスト!の大規模な展示会~
あいだに 日本への一時帰国も はさんだりで
バタバタしてはいましたが、
日本滞在中も美術館etc.で 様々なエッセンスを感じたり、
フランス帰国後も 少しずつではありますが、
テキストによる写真の勉強を始めたりして
日々「写真」を探求している
今日この頃でございます📸
そして パリは
まだまだ私に勉強を止めさせません(笑)
パリ最大・最重要の写真イベントとも言える
こちらのイベントが 先日開催されました📷↓↓
✨ Paris Photo ✨ です!!!
毎年 パリで開催される国際的な写真フェアで、
写真作品・写真集などの販売を目的とする
展示会です。
写真をやっている人なら、
一度は見に行くべき展示会の一つで、
前々から その存在を知っていたのですが…
当時は そのチケット料金に行く気になれず。。😅
しかしながら
本気で写真を極めたい気持ちでいる現在、
「これくらいの勉強代 払えないで どうする?!」
ということで、
ついに今年、
初めて Paris Photo に行ってきました🎶
本日は そのレポートです😊
アート好きにも。「芸術作品」としての写真を目の当たりにする機会。
Paris Photo は
ギャラリー、美術商、
写真集の出版社などが主に参加する
国際的な写真フェアで、
写真作品・写真集などの販売をメインにした
展示会です。
今年は 久しぶりに パリ8区の Grand Palais で、
11月7日~10日の日程で開催されました。
メイン、デジタル、出版、
その年によって異なるテーマ セクターなど、
各セクターに分かれて展示がされており、
「芸術作品」としての写真を知れる
とても素晴らしいイベントです✨
出展ブース以外にも、
著名アーティストによる特別展示、
協賛団体による展示、
グランプリ展示があったり、
写真家のトークショーなどもあり、
とにかく見どころ盛りだくさん🎶
今から ときめきが止まりません😻
膨大な視覚的情報と熱気に包まれる空間。
待ちに待った土曜日、
満を持して グラン・パレへ!
一般客のチケットは 13:00 から入場開始だったので、
ちょうど その時間に合わせて行ったら、
週末ということもあってか
入口には長蛇の列!
こんなにも盛況だとは知らなんだ。。😶
そして いよいよ内部へ…!↓↓
初っ端の展示から大迫力!
これは テンション上がるなぁ~😁
会場は 0階、中1階、1階と分かれていて、
各ブース 仕切られて展示されています。
全体像を 1階(日本で言う2階)から見ると
こんな感じです↓↓
さすが グラン・パレ✨
会場のスケール感がハンパない…
途方に暮れるくらいの展示数です😵💫
とにかく気持ちを落ち着けて(笑)、
まずは 0階を見ていこう!
0階は メインエリア、
デジタルエリアなどがあります。
ざっくりと展示の雰囲気を お届けします🎶↓↓
クラシックなものからファインアート系まで、
様々なジャンルの写真が たーくさん✨
一般的な「写真」しか知らない人にとっては、
かなり びっくりすること
間違いなしだと思います🎶
著名な写真家の作品も たくさんありました😊
こちらは Saul Leiter ↓↓
私の好きな Gustave Le Gray 💕↓↓
その他、Elliott Erwitt、Steve McCurry など、
私がパリの美術館で見てきた作品も
結構ありました。
こういった作品を まとめて見られるのも、
Paris Photo の すごいところかも✨
さてさて、他の展示へ。
「一般的な写真 = 平面」という概念ですが、
「アート作品」となると、
立体的なものも多く。。↓↓
この他、既に勉強済みではありますが、
写真にペイントや刺繍を施したり、
コラージュしたり、
写真そのものを素材にして造形物にしたりなど、
自由な発想の「作品」が多数あり、
とても刺激的でした😄
たくさんのブースがある中で、
日本からのブースも結構ありました🗾↓↓
韓国、中国、台湾のブースも見かけましたが、
日本が一番多かった印象。
かつ、フランスのギャラリーで
日本人作家の作品を扱うブースも ちらほら。
うん、このまま「写真の国」として
色々とリードし続けていって欲しいですね…😌
お次は フォトコンの作品を鑑賞↓↓
こっちは BMW の↓↓
もう、膨大な視覚的データを
超高速でインプットしている状態。
楽しいけれど、大変。
大変だけれども、楽しい。
各ブースでは
時間になると写真家本人が現れて、
サイン会や写真集の手渡し会なども行っています。
ちょうど あるブースのサイン会に遭遇して、
素敵な雰囲気を楽しめました🥰↓↓
中1階を覗いた後は、
1階(2階)の出版社/写真集のコーナーへ↓↓
ここは 立ち読みを始めたら長くなってしまうので(笑)、
とりあえず ざっと見。
次へと進みます🚶♀️
1階部分は色々なコーナーがあり、
こちらは トークショーのコーナー↓↓
子供たちを退屈させない、プレイルーム↓↓
売店と小さな飲食スペース↓↓
その他 レストランもあり、
一日中いられる空間です👍
(もちろんトイレも ちゃんとあります)
今回、
初めて Paris Photo に来て びっくりしたのが、
来場者の年齢層が とてつもなく広い
ということ。
フランスの美術館は
老若男女問わず
様々な お客さんがいるのが当たり前なのですが、
まさか Paris Photo も同じだとは。
写真好きは もちろん、
クリエイティブな お仕事をしていそうな人が
結構いるのは
なるほどと思うのですが、
家族連れ、学生同士なども 多く、
「芸術」に対する文化的土壌が
本当に整っているなぁ。。
と実感しました✨
うーん、
日本も もう少しこうなって欲しいなあ。。
さ、ちょっと逸れました、
続いて参りまししょう。
↓↓は ルイ・ヴィトンの
シティーガイドのコーナー。
気になったけれど
人が多すぎて見るのを断念(笑)
こちらは Emergence エリア↓↓
若いギャラリーの展示です🎨
こちらは 写真集コンテストの作品展示↓↓
素敵な作品がたくさんありました✨
最後に、
私が個人的に気に入った作品の中から、
厳選したものを何枚か紹介したいと思います😊
こちら日本の作家さんの↓↓
私も気になっていて
作品作りに取り入れたいと思っていた、
掛軸型フォーマットの作品。
(これは どちらかと言うと短冊サイズ)
あえて 大部分を黒にしているところが良き。
それと同じ理由で↓↓も好き。
今回の訪問で、
写真の「引き算」と「空白の使い方」を改めて学びました。
引き算的写真って、
簡単にオシャレになるんだよね~。
こちらは すりガラスを表面に置いている作品↓↓
発想としては 前からあるようなものだけれど、
印象派の絵画のような雰囲気が素敵✨
こちらは 私も最近気になっている「多重露光」の写真↓↓
こちらも 印象派のような描写。
ファインアート系の写真って、
結構「かつての絵画表現を
写真によって どう再構築するか」
をやっている人が多い。
結局 そこに行きつくのかなぁ。
私も「絵みたいな写真」を色々と研究中ですが、
クラシックな「ストリート写真」を撮るのも
両方好きだなぁ。。
こちらは 柔らかさが好き↓↓
印刷紙の勉強もしなくてはと思う。。
こちらは シンプルに、
赤ちゃんの「可愛い」を前面に出しているので気に入りました😻↓↓
もうね、どれを見ても勉強になるし、
自分がやってきたこと、
やろうとしていることの答え合わせになるのだよ…
チケット代を高いっと言っていた
かつての自分に反省(笑)
全体を見るのに、約3時間、
じっくり一つずつ見るなら、
多分 もう2時間くらい必要だと思います。
それくらい充実した、素晴らしい展示でした✨
芸術に興味がある方、
クリエイティブな お仕事をしている方、
ぜひ一度足を運んでみることを
オススメします!
Paris Photo HP : https://www.parisphoto.com/fr-fr.html